内容説明
ローマには歴史のすべてがある! 聖なるものと人間的なもの、すべてが混ざりあうことによって、ローマは「永遠の都」と呼ばれる歴史の重みをもつに至った。そこでは貴族から職人や芸術家などの市井のひとびとまで、どのような一日を過ごしていたのだろうか? ローマ人の識字率はどのくらいだったのか? 西洋古代史学の泰斗がローマの古代社会と生活について、ポンペイやカルタゴの故地なども巡りつつ、具体的な姿を掘りおこし生き生きと描きだす。ひとびとが「われらの海(マレ・ノストルム)」と呼んだ地中海世界へと読者をいざなう一冊。
目次
I 古代ローマの町と生活/永遠の都=ローマ/古代都市ローマとその一日/「ひま」のはなし/ローマ人と死/巨大都市ローマの表と裏/ローマの水道/ポンペイ/II 地中海とローマ/ローマと地中海/ローマと海賊/「われらの海」/ローマ史の旅から/デロス島/「キリストはエボリにとどまりぬ」/カルタゴの故地にて/カルタゴ・ローマ・テュニス/ハンニバルの象/ローマの遺跡をたずねて/III ローマ人の社会/ローマ人の社会/職人の世界/ローマの芸術家/牧人の世界の一断面/ローマ人はどれくらい字が読めたか/ローマ人を熱狂させたもの/ローマ人とその服飾/カルタゴおよび属州アフリカの服飾/ローマの興隆について/あとがき/文庫版解説 『ローマ人の世界』、その成り立ちを考える 田中創
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
2
ザ・学術と思ってみたらエッセイ集。お気軽に読める類いのそれ。軽妙な調子で書いており、読んでいてドライブ感がある。興味深いことが散見されており、楽しい。パンと見せ物(サーカス)の話がちょいちょい登場してきて、それはまた市民としての転落でもある、とのこと。というのも、ローマ人は政治の民でもあるからして、懐柔されちまった為政者へ向ける牙なき市民と化してしまうことは「落ちぶれる」のと同義なのだとゆ。それでも抜かれた牙をふたたび生やさしめ、為政者の手綱を取ろうとする気概はあったのもまた、ローマ人。さすがやねぇ。2024/12/17
酩酊斉案山子
0
もう少し堅い本かと思ったら紀行あり感想文ありのエッセイに近い内容だった。塩野七生先生ので知ってる情報も多かったが発表年からすると寧ろこちらが先か。2024/11/30
horada
0
*2024/02/01
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