内容説明
19世紀半ば、産業の急速な拡大が進むアメリカ。ソローはウォールデン池のほとりに小屋を建て、自給自足の生活を始める。2年2カ月にわたる森での暮らしの中で、彼は自然を観察し、自己について、そして人間と社会について書きつづった。物質社会に警鐘を鳴らし、シンプルに、自由に生きることを説いた必読の書。本書では、全17章のうち冒頭の「経済」「住んだ場所と目的」の2章を収録。
※書籍版にある巻末のワードリストは電子版には付属しません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アノニマス
10
生きるための必要な最低限の稼ぎがあればそれで良いじゃないかというミニマリスト的な思想のエッセイ?1854年にアメリカで出版されたものだが全く古さを感じさせない。(自分が英語学習者なのでそう思うだけなのかもしれないが)数年前のFIREブームを思い出した。全17章のうち「経済」「住んだ場所と目的」の2章のみの収録。通して読んでみたいので訳された物を入手したい。2025/01/15
huyukawa
5
ちゃんと読めていないけれども、読んでよかった。ずいぶん古い時代であるが明らかにインドや東洋の文化の知識があり、なおかつ憧れを持っているように感じられる。今と比べればまだまだ現代化されていない時代であるが、今ある現代文化を見直そう本に通底している。2019/03/03
OMG
2
1845年のミニマリスト指南書。家具一般を”箱”を言い捨てる潔さが素敵2020/07/05
shinobu
0
ところどころ哲学部分が難解…。いえ、英語力が足りないんですけどね2020/11/29