ちくま学芸文庫<br> 平賀源内

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ちくま学芸文庫
平賀源内

  • 著者名:芳賀徹【著者】
  • 価格 ¥1,595(本体¥1,450)
  • 筑摩書房(2024/01発売)
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  • ISBN:9784480512017

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内容説明

18世紀江戸。内外の品を集めて全国物産会をひらき、戯作・浄瑠璃の人気作家となり、秩父に金山を開発、油絵を描き、オランダ製の静電気発生器エレキテルを復元……と多彩に活躍した平賀源内。さぬきの地に生まれ高松藩を脱藩し、のちに杉田玄白、司馬江漢、鈴木春信、大田南畝、小田野直武ら同時代人と広く交流、刺激しあった源内の生涯は、豊かなヴィジョンと果敢な試行錯誤、そして失意と焦燥と挫折とからなっていた。「分」と「仕来り」の時代にあって、自身の志と好奇心とによって奔放に生き、殺傷事件の果てに獄中で死去したとされる「非常の人」の生涯を鮮やかに描く、評伝文学の傑作。

目次

一 ホルトの木の蔭で/二 源内哀悼/三 博物学の世紀/四 源内の長崎/五 讃岐から江戸へ/六 物産学修業/七 産物ハ多く、見覚え候心ハ一ツ/八 東都薬品会/九 『物類品』の世界/1 紅毛博物学へ/2 『物類品』記述の態度/3 「人参」の比較文化史/一〇 戯作者の顔/1 風来山人の出発/2 『根南志具佐』/3 『風流志道軒伝』/一一 秩父山中/一二 神田白壁町界隈/一三 紅毛の博物書/一四 再び長崎へ/一五 古今の大山師/一六 秋田行/一七 憤激じれと自棄わざくれ/一八 非常の人/あとがき/選書版のためのあとがき/平賀源内年譜/主要参考文献/解説 「大江戸アイディアマン」解纜始末(稲賀繁美)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

27
博物学者、通俗作家、コピーライター、発明家、山師、西洋画家、非常の人2023/12/13

桑畑みの吉

4
天才発明家のイメージがある平賀源内(1728‐1780年)に関する500ページを超える評伝。源内と言えば、エレキテルと土用の丑の日を思い浮かぶ。しかし本書では、主に「本草学者」「作家」「鉱山開発」三つの視点から源内の功績を考察する内容となっている。類まれな才能がありながら、革新的な業績を残せなかった。交流のあった杉田玄白とは業績や名声の点で大きな差がついてしまった。運がなかったのか、本人の性格に問題があったのか、異能の天才の悲劇を感じた。ちなみにエレキテルは修理しただけ、土用の丑の日は俗説であるようだ。2024/03/14

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