内容説明
羊飼いの娘・瓔良は“ある異能“で後宮のピンチを救うため、宦官として潜入することを命じられる。男装し、やってきた後宮で仕えるのは冷酷無慈悲と噂の皇帝・凰駕。しかし、何故か凰駕は宦官である瓔良だけに過保護な優しさを見せ・・・。まるで女性かのように扱い好意を露わにした。彼に惹かれていく瓔良。自分は同性として慕われているだけにすぎない、と自身に言い聞かせるが、凰駕の溺愛は止まらず・・・。まさか男装がバレている!?「お前が愛しくてたまらない」中華風ラブファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
18
男装し、宦官として後宮に入ることになった異能持ちの瓔良だが、皇帝である凰駕になぜか気に入られて──。 からかっていたはずの凰駕が、たまに瓔良の反撃を食らって余裕がなくなるのが尊かったです。 過保護な凰駕の安心感がすごくて、瓔良がどれだけピンチになっても、きっと凰駕が助けにきてくれると信じながら読めました。 あと季獣たちが可愛すぎる……。 秋虎様をもふもふしたい！2024/01/31
よっしー
16
図書館で見かけ、手に取りました。久しぶりに甘々なお話を堪能させてもらいました。男装して宦官に…という展開らなんと無茶なと思いましたが、そりゃ皇帝様が認識していたのであれば納得です。そりゃ、庇護されると思ってしまいました。大きなトラブルも無く、サクッと読めるので良かったです。2024/07/03
はなりん
13
幼い頃助けられて恋に落ちた少女を一途に想い続ける皇帝。糧を人に分け与える事ができる異能を持つ羊飼いの少女珱良。珱良に会いたい皇帝が季獣の不調のため、糧の異能を持つ珱良を宦官に仕立て後宮に呼ぶ。珱良は正体を皇帝が知っている事を知らないので、バレないよう取り繕い、想いもすれ違っていくんだけど、終始甘々な感じでした。2024/05/11
零崎夢織
3
時間が無いので登録のみ2024/02/25
かぎっぽ
1
最後バタバタなのが勿体ない。急いで妃にすることを要求したのがよくわからないな。どうやって臣下の人達を説き伏せたんだろ？あの場面でどうにかなるなら最初から足掻けよ。と思ったらいけないのか...。分かりやすい溺愛と分かりやすい葛藤でタイトルと冒頭で結末は分かってるから安心して楽しめた悪役も緩かったし。ここまで嫌悪感が皆無ってのも珍しい。捻りもなかったけれど単調って訳でもない。面白かった。2025/08/08
