ななつのこものがたり

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ななつのこものがたり

  • ISBN:9784488023843

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内容説明

〈駒子シリーズ〉のヒロイン・入江駒子の愛読書『ななつのこ』が、素敵な絵本になりました! 本書の主人公は、ある村に住む「はやて」という男の子と、はやてが「あやめさん」と呼ぶきれいな女の人。はやてが村の出来事をあれこれ話すと、あやめさんは熱心に耳を傾け、はやてが「ふしぎでしょ?」と首を傾げたときには、「こういうことじゃないかしら」と謎解きをしてくれるのでした――。著者&装画家の名コンビが贈る、もうひとつの『ななつのこ』。/【目次】すいかおばけ/金色のねずみ/空の青/水色のチョウ/竹やぶ焼けた/ななつのこ/あした咲く花

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちはや@灯れ松明の火

74
ねえ、お母さん、今日もお話、きかせてくれる?お母さんの大好きなご本の。ぼくね、夢を見るんだ。ぼくは麦わらぼうしのはやてで、すいか畑の見はり番をしたり、お寺のこんじきねずみを見に行ったりするの。夕焼け空の絵も、水色アゲハも、さわさわする竹やぶもね、知ってるの。シロの子ねこって、すっごくかわいくて、あじさいもぼくん家のだけは青いんだ。あやめさん?へへ、お母さんと同じくらい美人だよ。ねえ、お母さんはきっと魔法使いだね。ぼくの夢の中の冒険も、お母さんの魔法でしょ?ぼくもいつか、あやめさんみたいな人に会えるのかな。2011/09/25

紫綺

71
「ななつのこ」を読んでいないのに、図書館にあったので借りてしまった。とてもきれいで繊細な絵が素敵な絵本。プチミステリー仕立てが面白い♪2011/09/24

とも

66
★★★★いい本だ。優しいミステリー連作短編集であるが全7編のうちのはじめの5編までは、読み易いがそれほど際立った面白さも驚くような結果もなくひとつひとつ話が着々と終結していく。構成としても本の中の本のもうひとつの話し、というこれもままあるスタイル。ただ それだけでは終わらない。6編目以降の急変は圧巻で、一機に収束が始まる。それも それまでのやさしいペースを乱すことはのないままに。 兎に角 優しい優しい文学的ミステリ-。何年か先にもう一度読もう。2014/08/12

アイゼナハ@灯れ松明の火

66
もうね、もう、絵が、絵がとっても素敵なのです!『ななつのこ』のニャンコちゃんなんか、もう堪らんわーって感じ。加納朋子さんの『ななつのこ』の作中作そのものではなくて、その本が大好きだったお母さんが息子のはやてくんに、寝る前に読み聞かせたお話を絵本にした格好ですね。最後の見開きで、タンスの上にひっそり載っているウェディングの写真にニンマリ。よかったね〜。これから読む方は、ぜひぜひ小説の方の『ななつのこ』を(できれば『魔法飛行』と『スペース』も)読んでからお楽しみ下さい。2010/12/26

美登利

57
「ななつのこ」を読んでこの絵本を知りました。あの作中の童話集が絵本になっていて、でもほんの少し違うのは、母親が小さな息子に寝る前にお話してあげてるスタイルになっているところ。イラストは加納さんの作品ではお馴染みの菊池健さん。加納さんのお話ととても合っている、素敵な優しい絵です。元の内容を知っていた方が、これはより楽しめる絵本になっています。それは?是非ともななつのこを読んでみてください。私もまだ駒子シリーズはその作品だけなので、続編を楽しみにします。これは男の子ならば絶対に憧れるシチュエーションでしょう!2015/04/12

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