河出文庫<br> 春色梅児誉美

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

河出文庫
春色梅児誉美

  • 著者名:島本理生【訳】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 河出書房新社(2024/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309420837

ファイル: /

内容説明

江戸を舞台に、優柔不断な美男子と芸者たちの恋愛模様を描いた為永春水『春色梅児誉美』。たくましくキップが良い女たちの連帯をいきいきとした会話文で描く、珠玉の現代語訳!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

111
米八の丹次郎への思い、一方で米八の存在を気に病む お長の思いが”三角関係”として描かれていくお江戸のベストセラー”人情本”の現代語訳であるこの作品。そこには現代のベストセラー作家である島本さんだからこそ描くことのできた現代の「春色梅児誉美」の姿がありました。カジュアル訳に徹した島本さんの読みやすい筆致に驚くこの作品。物語に浮かび上がる200年前の恋模様に人の心の有り様が何も変わらないことにも気付くこの作品。200年前のお江戸の人々の気持ちに少しだけ近づいたような読後感、とてもよくできた作品だと思いました。2024/04/18

マッケンジー

2
初読みの作家さん。江戸時代のベストセラー本の新訳版。しっかり者の芸者と置屋の一人娘、そして二人に愛されている美形の丹次郎を軸に繰り広げられる人間模様。今で言う恋愛エンターテイメント作品。令和の今も楽しめる作品だけど、頼りない丹次郎のどこがいいのか理解に苦しむ。2024/02/17

Rei

1
甲斐性のない色男を愛する2人の女の話。人がいいって言う男がよく見えることってあるよね…。2024/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21743826
  • ご注意事項