内容説明
「わたしは一生、あなたと添い遂げたいと思っている」
王太子エグバートの婚約者に選ばれた侯爵令嬢アニエスは、人の感情をオーラの色で判別ができた。
初めて王太子に会った時、彼が負の感情を表す黒いオーラを漂わせているのを見た彼女は慄き、婚姻前に城を逃亡して町に潜むも、戦で城を長く離れていたエグバートに見つかり、蕩かされ抱かれてしまう。
「あなたの肌は甘いな。やみつきになりそうだ」
嫌われている筈が彼は優しく、オーラも穏やかで!?
書き下ろし番外編も収録!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
9
★3.5。初作家さんでタイトルとレーベル買い。話はタイトルのまま。世継ぎの王子が同盟国の戦争に何年も助っ人に行きっぱなしでいいのだろうかとか、泣きわめいて駄々こねる両陛下とか突っ込みどころはあって、軽い文体で読みやすかったけど軽すぎてコメディ感あり。当て馬女が登場するけど、はなからヒーローが冷たくあしらうしヒロインしか眼中にないので気にならない。せっかくの祝福設定、他の人の祝福がどんなものだったのか興味があったけど話しに出てこなくて残念だった。さらーっと読める軽い読み物。2024/02/01