夏目家のそれから

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夏目家のそれから

  • 著者名:半藤末利子
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • PHP研究所(2024/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569856452

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内容説明

漱石亡きあと、残された夏目家の人々はどう生きたのか――。日本近代文学の巨人・夏目漱石の孫にして、作家・半藤一利の妻でもある著者が綴る、個性豊かな親族たちとのエピソード。当時を生きた著者だけが知る、夏目家に関するエッセイを集めた、滋味あふれる一冊。「漱石の顔が千円札に登場した時、『お祖父さんがお札になるってどんなお気持?』とよく訊かれた。母筆子は、『へーえ、お祖父ちゃまがお札にねぇ。お金に縁のあった人とは思えないけど』という感想を述べたが、私にはこれといった感慨は湧かなかった。漱石にお祖父さんという特別な親しみを抱いたことがなかったからかもしれない。それは一つには四十九歳で没したため、私が漱石に抱かれたりした記憶を持たないせいであろう。しかし一番の理由は母が折に触れて語ってくれた漱石の思い出が、余りにも惨憺たるものだったからであると思う」――本書「母のこと・祖母のこと」より。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

141
『坊ちゃん』『吾輩は猫である』の夏目漱石。1000円札の肖像の人と言っても今は野口英世(それも今年は北里柴三郎に)その孫である半藤末利子さんの既読の作品をまとめたエッセイ。なので同じような文章が重なるのがちょっと食傷気味ではあった(いつもながら偉そうな私)人は一面からだけでは分からないを確認させられる。誰の主観なのか?傾倒してると好きな視点でしか見ない(見えない)のはいつの世も誰しもあるよね。なので、夏目漱石、夏目家・・ふぅ~んな感じなのだ。2024/02/22

クプクプ

78
夏目漱石の孫の半藤末利子さんのエッセイ。すでに出版された文庫本などの中から夏目家に関係したエッセイを集めたハードカバーです。著者の「硝子戸のうちそと」は、夫である半藤一利さんの話題が多かったですが、今回の「夏目家のそれから」は夏目漱石の夫人で祖母の鏡子夫人の話や、お父さんの松岡譲の話、お母さんの筆子さんの話が面白かったです。特にお父さんである松岡譲の話が克明に描かれ、松岡譲が世の中で過小評価されたことや、作家としても歴史的人物だとわかりました。著者が好きな夏目漱石の作品にも触れており、読むと得する一冊。2024/03/27

kawa

28
漱石先生の孫である著者による漱石&夏目家のあれこれ。過去著作の夏目家部分のエッセイの抜粋集。漱石先生の神経衰弱が原因の妻子に対する暴力と、門下の弟子衆に対する著者の辛口目線が印象的。著者の父親・松岡譲氏と母親・筆子さんの美男・美女ぶりにもびっくり。漱石先生の日常が垣間見られると言う著者推薦の3作「道草」「行人」「彼岸過迄」何れ再読しよう。2024/06/15

チョビ

5
筆者の目から見た係累たちのエッセイ。文春砲第一号というべき筆者の両親がフィーチャーされがちだが、全ては「半藤一利」という男性へ向かう気がする。長岡というつながりや、半藤自身が文春出身者であることは彼女に許しを与えたと思う。漱石の子孫たちのゴットマザーとしての筆者は半藤の支えあってのものだろうし、半藤の日本の知識人の第一人者となる過程の全てを支えた彼女は、夏目鏡子や松岡筆子の生き様をなぞっていると思う。…どうなんでしょ?2024/05/07

pitch

4
漱石亡き後の夏目家の人々について書かれたエッセイ集。祖母鏡子や母筆子に関する記述多め。漱石の長女であった筆子をめぐる争奪戦が印象的だが、妻であった鏡子の人となりもなかなか…。文豪一家の素顔を活写した、とても面白い内容だった2026/03/27

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