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内容説明
パンデミック後の世界では、ウクライナとパレスチナ・ガザという2つの地域で凄惨な戦争が起きました。北朝鮮はミサイル発射を繰り返し、中国の台湾侵攻の危機も切迫しています。
これだけではなく日々、物騒なニュースがたえません。なぜこうした問題が起きているのかを考えるとき、さまざまな解釈の方法があるでしょう。
「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。軍事理論でもあるため、戦後の日本では封印されていました。
地理というのは、時代が変わっても変わりません。ですから、変わらない地理をもとにすることで、それぞれの国や地域がとる戦略というのは自ずと決まってくる、と考えられます。となると、いくら世界情勢が混沌としてきても、その国がとるべき一貫した正しい戦略があるはずだ、となります。地政学ではこう考えるわけです。
混沌として先の見えない時代です。だからこそ、普遍的な知である地政学的視点をもつことが大切です。それによって、より自信をもって世界と向き合うことができるはずです。 (「はじめに」より)
※本書は2022年3月に小社より刊行された『図解 いちばんやさしい地政学の本』を加筆修正したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Asaya
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以前海洋国家・大陸国家という感じで教わったが、なるほどシーパワーとランドパワーなのかと。世界情勢もこういう角度で教えてもらうと納得する。教養として知っておきたい内容だし、ニュースの傍らに置いておきたい本だと思った。2024/04/17
東郷和也
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移動読書、おっさんの教養として。 歴史的、地理的に世界を見ると、社会に対する理解が深まるね。 理解が深まるとウソを言ってるニュースが判別できるようになる。 結果として、騙されず冷静に判断して意思決定の精度が上がる。 最近、本当にこれ。2024/03/07