内容説明
黒船から開国・討幕へ――激動の15年間を、さまざまな立場の11名から読み解くことで、立体的に幕末史が捉えられるようになる1冊。教科書や歴史小説、ドラマから作られた人物イメージが覆る。歴史に名を遺した人々は、何を決断し、どう生きたのか?
目次
第1章 井伊直弼
第2章 吉田松陰
第3章 マシュー・ペリー
第4章 徳川慶喜
第5章 平岡円四郎
第6章 島津久光
第7章 渋沢栄一
第8章 松平容保
第9章 佐久間象山
第10章 坂本龍馬
第11章 五代友厚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
61
11人の人物の幕末時の動向から幕末史を描き出そうとしている。元々がネット上に発表されていたものの手直しなため、やや重複があるが、そこは編纂する際に調整されていてあまり気にならなかった。前半、特に吉田松陰の評価は、松下村塾がどのくらい続いていたかを考えるとちょっと高すぎる印象。坂本龍馬薩摩藩士説は面白かったが実証されきってはいないかな。お得意の島津久光、徳川慶喜、そして平岡円四郎、五代友厚の項が面白かった。特に五代の話の中でのパリ万博における幕府と薩摩の駆け引きはよく知らない話だったので楽しめた。2025/04/10
ホークス
35
元本は2020年刊。幕末に活躍した11人をピックアップ。著者の思い入れが私には少し煩わしく、細かい点の真偽も分からない。それでも中々面白かった。特に巻末の五代友厚パートで、パリ万博での日本代表を巡って幕府と薩摩藩が激しく争ったエピソードは臨場感があり、又本書の各パートの内容が伏線として活きていた。維新の前年というタイミング、関係者の様々な立場の違い(フランス人も含め)により切迫感を演出している。著者は策士だなと思う。佐久間象山・吉田松陰コンビが「自分大好き」に描かれているのも面白い。真実は分からないが。2026/03/12
yabuhibi89
6
図書館蔵書。幕末~明治に活躍した人たちの列伝。冒頭は井伊直弼。従来の人物像とは違っていたらしい。2024/03/29
長重
3
本書は、連載していた人物伝を纏めた物だったようで、とりあげられた人物一人一人の情報量は物足りなく感じました。 約2年程前に刊行された本なので、大河や歴史番組で聞いた話がチラホラあって、新たな知見はあまり無かった印象。 詳しくない、平岡円四郎、島津久光、五代友厚はそれなりに面白かったかな。 坂本龍馬は同著者の新説 坂本龍馬 既読前提の話しに感じました。2025/03/20
志村真幸
3
井伊直弼、吉田松陰、ペリー、徳川慶喜、平岡円四郎、島津久光、渋沢栄一、松平容保、佐久間象山、坂本龍馬、五代友厚の11人。 井伊直弼といったら、条約締結と安政の大獄、そして桜田門外の変と「決まり切った」イメージがある。しかし、実際の行動過程や思想をひもといてみると、意外に開国に慎重だったり。 吉田松陰も信念のひとのように思われがちだが、意外に流されやすい性格をしていたのだとか。佐久間象山が「噂」によって殺されることになったこと、坂本龍馬は土佐ではなく薩摩藩士として活動していたことなども。 2023/12/19
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