内容説明
日本のゲイ・カルチャーの原点がここにある。もっと多様な人々を集め、疎外感を感じている人々を励まし、癒し、結び付ける。新宿二丁目には、そういう街になってほしい! 28年前に刊行された伝説的名著を復刊。各章末には、書き下ろしのコメンタリーを掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烏骨鶏
1
28年前って、あれからそんなにたつのか~日本でもいろんな性的解放が始まったころだね、懐かしい。いろんな本がでたり運動が起こったりして、興味をもって、自由ってことを考えた。あれから僕たちは紆余曲折あったけど、少しでも前に進んでると思う。ゲイの人達が抱える問題はそのままヘテロの人達にも通じる問題だってことを再認識させられる。多分今の若い世代の人達は「なにたべ」の二人みたいに日々の暮らしをじぶんのまま生きてる人が増えたんじゃないかなと、願い半分だけど、思いたいな。で、道をつけてくれた人達にも感謝を。 2024/02/26
はる熊猫
0
具体的な下ネタもあるが、文章が上手いからか読むことができた。詩的な表現もおもしろい。「二丁目もゲイリブも僕にとっては大切なものだから、僕はロミオとジュリエットを一人二役でやっているといったところか」という一文が印象に残った。2024/04/21