内容説明
中央アジアと内陸アジアを分かつ“謎の天山山脈”を初の地理学的方法で踏査、天山高地の自然とロシアの風俗を描写して、探検史上に新時代を画した名著!ナビゲーション:漫画家・森薫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
18
ナビゲイターが漫画『乙姫語り』の森薫さんで漫画っぽい挿絵も。彼も書いている通りわりと報告書っぽい文章。ドストエフスキーとの邂逅あり。2023/10/12
huchang
4
乙嫁語りの森薫氏や、同じ本を読んだ方も言ってらしたが、やっぱ調査報告書やね、この本。調査報告書というのは、作品として読むにはしんどいのだが、報告書方面の学術的興味があれば、別のベクトルでおもしろい。ドストエフスキーと会って話をしたあたりなんかは報告書調がどっか行っちゃって、旅行記っぽくなるのがおもしろい。シルクロードやら中央アジア周辺に関しては歴史、特に考古資料、地理的なものばかり読んでたなぁと気づいたのが発見。2025/06/26