中公文庫<br> 滅びの前のシャングリラ

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中公文庫
滅びの前のシャングリラ

  • 著者名:凪良ゆう【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 中央公論新社(2024/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122074712

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内容説明

「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。
なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして――荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。

〈巻末対談〉新井素子×凪良ゆう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

エドワード

118
小惑星が衝突して地球が滅びる。1ケ月後だ。伊坂幸太郎さんに似た設定があったな。いじめられる高校生、江那友樹。同級生で学校一の美少女、藤森雪絵。カオスと化した世界で、人気歌手・Locoのライブを目指して東京へ行く二人。襲われて逃げる二人を助ける、友樹の母・静香とヤクザの目力信士。山あり谷ありの人生を省みながら、最後の日まで、家族のように生き続ける。グイグイ読ませるストーリーと描写が迫力満点だ。絶望の中でこそ、感じることのできる幸せの不思議。シャングリラ―それは地上の楽園。どこかオリエンタルな響きの余韻。2024/02/11

Karl Heintz Schneider

110
地球最後の日にあなたは何をしたいですか?ではなくて、地球最後の日にあなたは誰といたいですか?この本はそれを問いかけてくる。いじめられている高校生の友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。一見、何の関わりもなかった3人が物語の中盤で、いきなりつながる。もうすぐ地球が終わるにもかかわらず、3人が3人とも、危険を顧みずに起こした行動は、どれもが自分の大切な人への想いからくるものだった。人はひとりでは生きていけないし、死ぬ間際には大切な人にそばにいてほしい。改めてそのことを思い知らされた一冊だった。2024/08/11

kyokyokyo3201

93
後一カ月で地球が滅亡する世界。暴動が起き自暴自棄になって盗みや殺戮に走る人々の描写が生々しい。その中で足掻く4人(+1)に焦点が当てられる。「どうせ」死ぬから人としての尊厳を捨てるのか、死んでしまう「からこそ」大切な物や人を守るのか。それぞれのシャングリラの中で目を閉じるためにどう生きるのか。迎える最後の形に正解はないのかもしれない。2024/08/19

はっせー

82
世界が滅びる設定の小説が読みたい人や家族について考えたい人に読んで欲しい本になっている!あと1か月後に隕石が落ちてきて地球が滅びるなら自分はなにがしたいか。こんな問いを誰しもが一度考えたことがあるだろう。この本はあと1か月後に地球が滅びる世の中で登場人物がどう生きていったかをまとめた小説になっている。読んでいて自分ならなにをするだろうとか。今のうちから家族や友達を大切にしようとか。当たり前過ぎることを改めて思った。読みやすい本なのでぜひ!2024/03/02

FUKUSUKE

81
【サイン本】一か月後に地球が滅亡する。それがわかったとき、自分ならどうするだろうか……読み終えて考えた。日本人は大震災があっても冷静で礼儀正しいと言われていたが、流石にこの状況だと話は変わってくると思う。とりあえず、驚いたのは突然出てきた極道の男が父親だったりという衝撃展開。一方、残された時間を楽しく過ごし、揃ってそのときを迎えようとする家族の姿も素敵だった。意外に国民性みたいなのがあって、アメリカ人は自分たちだけは大丈夫と考える国民性があるらしい。日本ならではの死生観や幸福感というものを再認識した作品。2023/09/12

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