百の太陽/百の鏡 - 写真と記憶の汀

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百の太陽/百の鏡 - 写真と記憶の汀

  • 著者名:新井卓
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 岩波書店(2024/01発売)
  • ポイント 27pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000245517

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内容説明

最古の実用写真術,銀板写真とともに旅に出る.福島の渚へ,遠野の田園へ,核実験場の砂漠へ,あるいは己の過去,夢と現の境へ――.詩人になりたかった美術家は,絶望と混迷の時代にあってもまた昇る陽を待ちながら,ひとり言葉とイメージを探す.世界と自身を見つめ,未来の先触れに手を伸ばす,文+写真エッセイ.

目次

Ⅰ 鏡ごしに出会うこと
在りし日の写真について
銀板写真/モノと記憶/極小の記念物
二百年の孤独 銀板写真にうつす十七歳の肖像
イマーゴー
Ⅱ 陽の光あるうちに
冬 眠
路上で
ロプロプまたは夢の慈悲心鳥
いつか,家へ,砂漠へ
ショーント・ビゲイのアトリエ
ミセス・レイコ・ブラウン
維管束
新しい地図
O 駅
根付の国の身体へ
草陰の小径で
Yongsan.1999
渚にて
鳥たち
コロニアル/ほとりにて
わたしたちは歩くことに決めた
遠野へ
遠野の馬と人,写真家・浦田穂一の「滲み」
Ⅲ 百の太陽に灼かれて
トリニティ・サイトへ
東松照明への旅――だれのものでもない〈写真〉への断章
カボチャの名前――〈カボチャ爆弾〉と映画『49 パンプキンズ』
長崎,十一時二分の時計
千の祈り/千の鏡
Ⅳ ままならぬ身体の方へ,目覚める
アジール
悪魔の舌
猫たち
冬の客
彼岸の太陽
密林の黒い水
一斗缶幻想,沖縄にて
Inframince/失われたモノたちの領域で
だれでもない夜,ひとりで
菌糸世界/mycelia
水際にて
あとがきにかえて
本文出典一覧
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