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内容説明
対人関係の困難から「心の問題」が取り沙汰される今、ケアを求める声は大きい。心の問題を抱えた相手とどのように接したらいいのか。日本でカウンセリングを切り開いた第一人者が語る、ロングセラーの名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
62
本書の帯に『心のケアは、「聴く」ことから始まる』とある通り、一貫してクライアント(相手)の話を聴くことが人を深く知る基本と言われ、それは私達の受けた教育でも話すことは自身の紹介や主張を促されたりする事で学校生活や社会生活で経験があるでしょうが、特に聞くための教育はほぼ受けていなくてそういう意味で参考になりました。2024/05/26
オフィス助け舟
13
現代人の「見捨てられ不安」が心に残った(P531)。「小さいときから、人間というものは、それほど見捨てられるものではないということを、少しずつ経験してきているわけです」。著者いわく①大家族ではなく核家族が増えた、それにより赤ちゃんを今までみんなで支えていたのに直接の親が支えるしかいなくなった、②都会のマンションのように区切られた空間で生活していて、親が見捨てたら本当に子どもは危機になる、③子供たち同士の競争がきつくなってきた。この3つにより、現代人の見捨てられ不安が多くなっている、という。なんか切ない。2024/02/11
Kano Ts
12
河合隼雄の本に外れ無し。河合さんの本を何冊も読んできて、共通するポイントが少しずつ浮かび上がってくる。自分はカウンセリングはしないが、この本は自分を再構築する材料をあたえてくれる。自分と向き合うために読んでいる。自分の中に一人他人を棲まわせるような気分だ。2024/09/03
ソーシャ
7
河合隼雄先生がカウンセリングとは何かやその難しさ、必要な心構えについて語った一冊。四天王寺で開催されたカウンセリング講座で話したことをもとに書かれていて、読みやすい一方で口が滑っているところも多いです。教職員の聴講者が多かった影響なのか当時問題になっていた登校拒否や家庭内暴力などについての話が多い印象があります。あとユング派セラピストがよく言及する「たましい」についての解説もあるのはありがたいです。現在よく言われるアタッチメントの問題が「見捨てられ不安」としてすでに言及されているのも目を引きます。2025/06/01
Go Extreme
3
矛盾を承知でものを言う 聴く→ぐっと抱きしめ保持=器量 家庭・学校:植物育成に類似 流れに従う 待つ 心を聴く:よい+悪いこと カウンセリング≒手術 ×型にはまる・悩みの御用聞き カウンセラー:人間と人間の勝負 積極的関心・共感・自己一致 役作り≒共感 標本<チョウ その場・一発勝負 限界前提:絶対だという迫力 限界以上の仕事 時を待つ商売 反面の危険性:ことばの底 全存在を賭けた答え 問題点→長所 多様な視点:とらわれない めぐりあわせ 日本的:箱庭療法 人生の実際問題 宗教との接点 たましいとの対話2024/02/14
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