内容説明
きらめく元素の世界へようこそ。本書は、ポイントをおさえたわかりやすい解説と超美麗な結晶写真による元素図鑑です。国立科学博物館特別展「元素のふしぎ」に数多くの写真を提供した［WEBサイト「結晶美術館」管理人］田中陵二氏の、幾度も眺めたくなる美しい写真を豊富に掲載。また、科学教育の第一人者である法政大学教授 左巻健男氏による解説は、文系の人でも理解できる、やさしく・わかりやすい内容となっています。万物を織り上げている大元である元素はそれぞれに個性的です。読者の皆さんも「周期表という地図」を携えて、美しい元素の世界を楽しんでいただければと思います。（「おわりに」より抜粋）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな（灯れ松明の火）
36
高校の化学の授業で学べるのは元素表のわずかなことだけ。多くが毒性を持ちながらも人間の知恵によって加工され、様々なものへと生まれ変わってきた。電球、マッチ、ICチップなど、身近なものに意外な元素同士が混じり合っているのが分かったのには親近感が湧きます。キュリー夫妻が見出したラジウム・ポロニウムもなんて美しいのだろう。しかし、後半に記される放射能が研究用に指定されていたり、特徴や用途が分かりづらいのが残念。2016/04/15
背古巣
33
以前読んだ『世界で一番美しい元素図鑑』と比べて、元素の説明はこちらの方がわかりやすかったです。「よくわかる」と銘打ってることだけはありますね。写真は『世界で~』の方かな。2019/05/15
まるほ
30
『世界で一番美しい元素図鑑』と一緒に図書館で借りました。▼『世界で一番～』はどちらかというと“ビジュアル”重視で、こちらは“説明（知識）”重視かな。雑学っぽくいろいろな知識を得ることができます。▼図らずも２冊続けて「元素」の本を読みましたが、小説のみに限定せず、このような理科系の本もなかなか興味深く、楽しいものですね。2019/06/08
2時ママ
4
長女 中1。2021/12/19
yomineko＠猫と共に生きる
4
世界一美しい元素図鑑と比較すると、解説に妙なユーモアもなく、とても分かりやすくて良かったです。大きさも丁度いいです。元素の本をあらためて読むと、ダイヤモンドの値段のバカらしさが理解でき、それも収穫です！2013/03/19
