静かに退職する若者たち - 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと

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静かに退職する若者たち - 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと

  • 著者名:金間大介
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • PHP研究所(2024/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569856520

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内容説明

バブル世代、就職氷河期世代、ゆとり世代、さとり世代、Z世代……。たった1つの職場で、こんなにも多様な世代が働いている。育ってきた時代や環境が違えば、考え方や価値観は当然違う。そして、すれ違う。そうした「世代間ギャップ」「コミュニケーション・ギャップ」をどう埋めるのか? 解決策の1つとして、多くの企業では「1on1ミーティング」がなされている。しかし、効果的に実施できている企業は一握りだ。そして、若者が何も言わずに辞めていく。なぜ、うまくいかないのか? 今の職場の若者はいったい何を考えているのか? 本書は、1on1を核とした世代間コミュニケーションの問題を切り口に、職場の若者を多面的に分析。その過程で、退職代行サービスを使う若手社員、ブラック企業もホワイト企業も不安という若者たち、アメリカ発の静かな退職との比較、とにかく正解を教えてもらおうとする姿勢など、今どきの「職場の若者像」に迫る。今の「職場の若者」を理解したい経営者、若手社員とのコミュニケーションに苦慮する上司・先輩、若手社員の退職を防ぎたい採用担当の人事部職員、必読の1冊。「わかり合えない職場」の処方箋だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

103
4月になると職場に新人が入ってくる。最近の若者はとても優秀である。しかし、その中で一定の割合で早期に退職する若者が出てくる。メンター制度や1on 1などで辞めたいとひと言も言ってなかった若手から、突然退職代行サービスを通じて連絡が来ることもあると本書で知った。アメリカでも"Quiet Quitting"と呼ばれる概念が反響を呼んでいる。企業はどこも主体性を持って働いて欲しいと研修やコーチング、ティーチングなどで働きかけるが、主体性は人本来の気質であり、今の若者にはリスクのあるチャレンジは避ける傾向がある。2024/02/25

よっち

30
世代間ギャップを埋める解決策として実施されている1on1を核とした世代間コミュニケーションの問題を切り口に、職場の若者を多面的に分析した一冊。若者が何も言わずに辞めていくのか、なぜうまくいかないのか、今の職場の若者はいったい何を考えているのか。多様な世代が働いている環境で、育ってきた時代や環境が違えば、考え方や価値観は当然違うのも当然で、アンケートから見えてくる求めているものの変化は如実だと感じましたが、世代間のギャップも大きい中で、非合理を見直してフィードバックしていく適度な距離感も必要なんでしょうね。2024/04/03

てくてく

3
授業アンケートなどもそうだけれど、若者たちが年上の人に率直にものを申すことはほとんどないし、上司との面談も儀礼化していることは否定できない。ただし、年配側、上司側の工夫によって多少は効果が得られるかもしれないということで、上司向けの若者論みたいな印象を受けた。管理職としてはいろいろ悩ましい本だった。2024/02/13

もっくん

2
副題の「部下との1on1の前に…」がとても小さく書かれていたので、単純なhow to本ではないと思い読了。いい子症候群であったり、ファスト教養が現在の若者の中でも流用されている考え方だと思いながら読んでいましたが、途中から「みんなよく思われたいし、早く得られるなら得たいよな」と思ってきたり。色々経験する中で、失敗したり・挫折したりして、「最短距離っていうのはないのかも」と気づいてからそのような考え方は少しずつ変わっていくと思うものの、それを単純に見守るのではなく伴走していくことが大切だと感じた本でした。 2024/02/24

小野靖貴

1
「積極志向」タイプは、優秀で高く評価されている一方、あっさり退職してしまいがちだ。 このタイプは上司や先輩から指導や助言を受けることを好む日々のコミュニケーション全般において、今の若者たちの上司や先輩が何よりも優先して鍛えるべきはフィードバックスキルだ。 1つ目は「フィードバックはなるべく早く」。 2つ目は「フィードバックを返すポイントは具体的に」 3つ目は「褒め言葉は『私』を主語とした形に」 4つ目は「ごく簡単な質問で終わる」 5つ目は「軽めのフィードバックを頻度高めで」2024/04/28

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