角川ホラー文庫<br> 歪つ火

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角川ホラー文庫
歪つ火

  • 著者名:三浦晴海【著者】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • KADOKAWA(2024/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041145401

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内容説明

辛い日常から逃れようと、私は一人でキャンプにやってきた。テントを張り、のんびりご飯を作る。夜はキャンプファイヤーを囲みながら、今日知り合ったばかりの人たちと語り合う。来て良かった。でも、次の日、私はなぜかキャンプ場から出られなくなっていた。しかも、昨夜語り合った人たちは皆、時間がリセットされたかのように「初めまして」と微笑み、昨日とまったく同じ言動を繰り返している。「あなた、大丈夫?」、困惑する私を訝しがる彼らの視線で私は確信した。「ここにいてはいけない、これはダメなやつだ」
非日常に囚われる未体験の恐怖を描く、戦慄のキャンプホラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のりすけ

33
ソロキャンプに行ったらキャンプ場から出られません、なのに他の人達は全然深刻じゃない、ナゼナノカ?「そうなんじゃないか」と言う予想通りの結末に落ち着くも、主人公のちょっと勝手な部分にイラァと来たり。導入部がもたついてるのが残念、中盤以降のスピード感を序盤から出してくれたらな~。したら謎のあれこれも回収できたろうに。2024/06/22

キナコ

28
帯にひかれて購入。ソロキャンプをする女性が怪異に巻き込まれていくストーリー。閉鎖的な環境かで起こる異変の数々。周りの人々は信じられず、逃げたくても逃げられないサスペンス混じりのホラー。読了後の後味の悪さは残るが、途中のストーリー展開で起きる不気味さが印象的。ただ、何故儀式が始まったのかとか、タイトルの意味とかのが謎のままなのがちょっと残念かな。2024/05/12

ゆん

25
キャンプ場で一夜を明かすと翌日に異変が…キャンプ場から出られない!? おまけに前日に知り合った他のキャンパーは昨日の事を覚えていない…。 なんだこれは、何がどうなってるのか気になって気になって夜を徹して読んでしまった。 読みながら言い知れぬ不安感に包まれて、どんどん戦慄を覚えていった。 戦慄するキャンプホラーだけど切なさも残る不思議な作品でした。 とても怖面白かったけど、すべてを知ったあとは再読できないなって思いました。2024/11/29

おかだ

21
涼を求めてホラーを。会社行きたくねぇから有給取ってソロキャンプに出かけた主人公、1泊した朝にキャンプ場から出られなくなっていた。他の人々は皆昨日の事を覚えていない…囚われ脱出ホラーだけど、読んでてほぼ予想ができてしまう流れだった。そういう状況だからこそ育まれる感情もあって、2人の別れの場面は切ないやろな…とか想像してたけど、意外とあっさりだった。恭子の事はもっともっと深掘りして欲しかったなぁ…と思ったり。しかしソロキャンプで「皆でキャンプファイヤーしよ〜☆」のノリに巻き込まれたら嫌やなぁ…とかは思った。2025/07/27

四弦桜

20
切ない…。 友美が向かったキャンプ場。そこで出会った人達と共に一夜を過ごし目を覚ますと… 想像してたループものとは違いガッツリホラー‼️ 正直色々疑問点も残るが、ミステリ要素キャラ立ちなど個人的にはめちゃくちゃハマった✨この作品、もう少し色々と煮詰めたらかなりの傑作になると思う。 次作も大いに期待出来る作家さん!2024/08/16

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