内容説明
東京五輪プレマラソンで大規模な自爆テロが発生。
救急救命士の向井圭吾は地獄絵図と化した現場で救助活動にあたる。
新開発の万能血液<ゴールデン・ブラッド>により多くの命が救われるが、
その矢先、開発に関わった病院で圭吾の妹・恵利が急死。
輸血を受けた患者もその後次々と変死を遂げていく。
圭吾は刑事の東海林とともに一連の事件を探り始めるが――。
正義の裏に渦巻く陰謀の数々。そして明かされるあまりに切ない真実とは?
著者渾身の医療ミステリ!
※本書は、2017年に幻冬舎文庫から刊行された『ゴールデン・ブラッド』を大幅に加筆・修正したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
52
都内で開催されたマラソン大会で起きた爆弾テロ。そこに遭遇した主人公の消防士圭吾。同じタイミングで別の場所で病死した妹。真相は?的なお話。これもなかなか読み応えあって楽しめました。映画化したら面白そうな題材です。2025/07/31
坂城 弥生
37
藤堂比奈子シリーズから東海林が出てて嬉しかった。2024/03/27
はる
26
[kindle unlimited] 消防士として勤務する圭吾が、勤務中にたまたまテロ爆破に遭ってしまう。その同じ日にたまたま心筋梗塞で倒れてしまう妹の話しも合わさって、最後はどかーんな医療ミステリでした。まあ構想は医療ミステリのなんかの本で見た気がする…ってくらい想像つく感じでしたが、最後のオチや商店街のメンバーの話は良かったです。2025/05/16
高宮朱雀
14
創薬事業や難治性疾患の治療法の研究には莫大な費用だけでなく、時間も人手も掛かる訳だが、必ずしもその頑張りが報われる保証も無いという紙一重の現実に関係者達は強い遣り切れなさを覚えている事だろう。かと言って、自分達の理想を追求する為に根底にある倫理観を捻じ曲げ、逸脱した考え方や非人道的な行為に及んで、結果として多くの犠牲を払うなど間違っている。例え綺麗事、理想論と非難されようと、人命を預かる側が患者やその家族の信頼を裏切る事だけは決して許されない。あくまでも患者は人であり、モルモットではないのだから。 2024/01/26
はっち
13
数年前に発売された作品を加筆修正を加えたとの事 東海林が登場するするって事で買っちゃいました 救急救命士の圭吾がマラソン大会で遭遇した爆破テロ 同じ日に圭吾の妹恵利が変死 事故か事件か?不可解な出来事が重なり刑事の東海林と共に解明していく 圭吾の住む下町感が楽しい 圭吾と恵利の関係が偶然すぎてびっくり ラストがやや駆け足気味でしたが内藤さんらしく面白い!2024/01/30
-
- 洋書電子書籍
- Fundamental Structu…
-
- 電子書籍
- 千曲川殺人事件
-
- 電子書籍
- さくらと介護とオニオカメ! 第22話(…
-
- 電子書籍
- Honey Bitter 9 りぼんマ…
-
- 電子書籍
- 1/2(ニブンノイチ) 3