内容説明
本物か、偽物か、
それが問題だ。
混迷の時代をわたしたちはどう生きるか。
文系出身科学記者による最新エッセイ!
VUCAの時代にあっても、足元をしっかりと見つめて、やるべきことをやる。
岩の隙間からしみ出した一滴の水がやがて大河となるように、
小さな個々の営みが集まれば流れとなり、
状況をよい方向へ変えていくはずです。
そういう人たちに勇気をもらいながら、
私は文章を書いています。
(「おわりに」より)
目次
1章 博士が愛した寄生虫
2章 森と薪と人
3章 科学の光と闇を生きた学者
4章 星空を届ける人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羽
16
新聞のコラムが好きだ。旬のテーマ。素人にも理解できる、わかりやすい説明。それでいて読後に考えさせられる内容。本書は新聞のコラムのような、短い科学エッセイがたくさん掲載されている。知らない話題が豊富で読みごたえがある。上から、下から、ナナメから、さまざまな角度で物事を見られるのもいい。新聞も、科学の読みものも、ゆっくり読む暇のない今、こういった本はありがたい。科学の話ひとつひとつに、自分の意見を持ち、それを表現できる著者のような人に、わたしもなりたいと思いながら本を閉じた。2024/03/18
sadaru
3
「本物か、偽物か、それが問題だ。混迷の時代をわたしたちはどう生きるか」/久々にエッセイ本。寄生虫や震災や星やなんやら著者が思う現代を話す。まだまだ自分の知らない世界や価値観がある。自分は今何をしたいのか…どう思うのか…ちょっと真面目になった。文中に若くして亡くなる人の話もあり、自分もやっぱり今のうちに会いたい人には会うべきなんだよなぁ、とモヤモヤも沸いた。何のことやら。2025/04/09
Go Extreme
2
博士が愛した寄生虫:興奮を透視する 人新世に生きる 4次元ポケットの未来 分からないから面白い ゼロを1にする仕事 森と薪と人:熱帯雨林にも同じ時が流れる エコ都市・江戸 破壊的イノベーション コロナ禍の恩恵 宇宙にも多様性を 痛むから生きている 科学の光と闇を生きた学者:人間らしくあること 原発が戦場になった 科学の光と闇を生きた学者 愛国心が毒ガスを生む 時ぐすり・人ぐすり 語り継ぐべきこと 星空を届ける人:まぜこぜな社会 自分らしく生きたい 座標軸を探す旅 あかるく、かるく、やわらかく2024/02/05
ahoj
0
雲仙普賢岳の件で、マスコミに巻き添えとなったと言ってもよい方達の犠牲に言及することなく、時ぐすりの一言で終わらせるのか…2024/09/01
y
0
どういった本なのかの情報を持たずに読み始めましたが、とても楽しめました。 コロナ前〜コロナ後にわたって書かれた話で、読んでいてその当時の雰囲気が思い出されました。2024/03/14
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