評伝 マルコム・マクラーレン

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評伝 マルコム・マクラーレン

  • ISBN:9784781622811

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内容説明

決定的評伝、ついに翻訳。これが本当のマルコムだ。

彼が生みだしたものは、セックス・ピストルズだけではなかった――



アナーキスト、シチュアシオニスト、ポストモダニスト、ファッションデザイナー、アートディレクター 、パンク・ロッカー、ヒップホップ・アーティスト、映像作家、スピルバーグのグル、市長候補、ユダヤ人、トラブルメーカー、オペラ愛好家、捨てられた息子、不在の父親……はたしてマルコムとは何者だったのか?



藤原ヒロシさん推薦!

「色褪せない時代、その謎を解き明かす。あの時、どんな魔法がかけられてたのか?」



ポップカルチャー史における最重要事件=「パンク」。このムーブメントをつくりだした、マルコム・マクラーレン(1946-2010)の決定版評伝の翻訳書『評伝 マルコム・マクラーレン』がついに刊行。

あらゆるジャンルで奇抜なアイデアを実行した、その〈多才すぎる〉マルコムの全体像を、友人・関係者の証言と家族の手記から明らかにする。すべてのストリートカルチャー・ファン必読の超重量級の一冊。



マルコムの意外な?表情をおさめた貴重な写真を含む16ページの口絵も。





【各メディアで絶賛!】

「本書はロック伝記の『市民ケーン』だ。忘れられない芸術・文化・英国のエキセントリックさをめぐる旅で、すばらしい物語だ。読み物としてもすばらしい。もし、誰かの家を訪れ本棚にこの本が無ければ、一緒に寝るなというのが私のアドバイスだ」アンドリュー・オへイガン(作家)



「読むのが止められなかった。マルコムはオレたちに、退屈と怒りからアートを創りだすインスピレーションを与えてくれた。オレたちを解放してくれた」ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)



「この卓越した渾身の伝記は、輝かしい幻想と常軌を逸する可能性への扉を開く」アラン・ムーア(作家)



「ずば抜けている……この本で、ゴーマンは、マクラーレンを「偉大なるロックンロールの詐欺者」「モラル的に破綻したパンクのメフィストフェレス」といった凝り固まったイメージから剥離させ、彼の芸術学校のルーツ、アイデアへの愛へと説得力をもって迫っている。本書では、やっかいで、不快で、残酷でさえあった彼が、決して退屈な存在でなかったことを明確に示す」 『サンデー・タイムズ』紙



「この挑発的な人物の、驚くべき新しい伝記は、マクラーレンの浮上してくるトレンドを見極め、まさに絶好のタイミングで、まんまと自分を位置づける才能を完璧なまでに捉えている」 『ファイナンシャル・タイムズ』紙



「完全に……心をつかまれる」 『オブザーバー』紙



「決定版……叙事詩である」 『タイムズ』紙



「心を奪われる」 『デイリー・メイル』紙



「若き理想主義者から、変幻自在、行き当たりばったりの成人期までの魅了される旅路」 『i』 紙



「美化しているわけでも、中傷しているわけでもなく、この書は、好奇心旺盛で、厳正であり……まず退屈することはない」『ガーディアン』紙



「マクラーレンはついに、彼にふさわしい、こまやかでバランスのとれた伝記を手に入れた……ゴーマンは、ときに唖然とするほど法医学的弁舌さ、大変満足なものに仕上げている」『クラッシック・ロック』誌

【目次】
※ 本文中に計16頁の口絵あり

アラン・ムーアによる序文

ルー・ストッパードによるエッセイ

著者による覚書

プロローグ

PART1:男の子はどこまでも男の子 Boys Will Be Boys

PART2:レット・イット・ロック Let It Rock

PART3:セックスとスタイルと破壊工作 Sex, Style & Subversion

PART4:僕はセックス・ピストルだ I’m a Sex Pistol Baby Oh Yeah

PART5:ワールズ・エンド World’s End

PART6:ワイルド・ウエスト Wild West

PART7:「僕の父さんだ」 ‘That’s My Dad’

PART8:ザ・カジノ・オブ・オウセンティシティ・アンド・カラオケ The Casino of Authenticity and Karaoke

PART9:ワイルド・ストロベリーズ Wild Strawberries

PART10:歴史は小便をかけるためにある History Is for Pissing On

エピローグ

謝辞

備考

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

allite510@Lamb & Wool

10
とても面白いのでお勧めしたいのだが、興味がない人は仕方ない。700頁超あるし。残念だなあ。詳細な評伝は、複雑で意外な側面を浮かび上がらせるものなのだろうが、それにしてもマルコムは奇妙で、とっ散らかった人物である。彼は「誰もが知る」とは言い難いし、彼の評価はいまだに極端に割れている。一方では詐欺師という見方が固まり、一方では熱烈に支持する人もいる。とても魅力的で生涯多くの人を惹きつけ続け、また多くの人に強い嫌悪感を持って語られる。果敢で卑怯、高感度でアイデアに溢れるが作ったものは予想外に成功するか大失敗。→2024/03/26

ishida

2
とにかく長い!伝説の詐欺師?デザイナー?プロデューサー?ミュージシャン?アーティスト?さまざまな顔を持つ男の一生はすごーく濃厚で胸焼けがしそう。誤植が多いので地道に直して欲しい2024/03/10

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