- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
コンセプトとは、社会の既存の「当たり前」が見落としてきた、人々がまだ自覚できていない満たされていない欲求を満たし、理想の社会に今より近づくための「提案の方向性」のことであり、同時にアイデア創造の源泉であり、企画の骨子でもあります。
コンセプトを基点にすることができれば、「ここではないどこか」とはどこなのかを、自分の中で、あるいは他者と、共通のイメージとしてつかむことができますし、企ての中身の質や実行するときの推進力など、すべての変数に良い影響を与えられます。「コンセプトを制するものは企画を制する」といっても過言ではないのです。
この本では、コンセプトを基点に世の中を見聞きし、企てを考え、他者と関係性を築いていく感性を「コンセプト・センス」と名づけ、いかにしてそれを体得するかを考えていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
電通のコンセプトデザイナーが明かす、「人を動かす企画」を生み出すコンセプトデザインの重要性と、考え方と実践プロセスを紹介した一冊。コンセプトとは社会の既存の「当たり前」が見落としてきた短くの満たされていない欲求を満たし、理想に近づくための提案の方向性のことで、固定化された認知をリセットすることの重要性や、コンセプトを構成する3要素、3種類の性質、5つの効果や恩恵、コンセプトを決めるバイアス、インサイト、ビジョンの3要素、コンセプトのベストな価値や、陥りがちなポイントの解説もあって考え方の参考になりました。2024/02/24
hinotake0117
4
言葉だけではモヤッとする「コンセプト」という概念を図解を交えながら紹介。 その概念に沿った動きが求められる「縛り」かと思いきやむしろ逆で、B=バイアスとV=ヴィジョンの間を「遊ぶ」ためにコンセプトを設定する。2024/03/24
Go Extreme
2
コンセプト=提案雄方向性・アイデア想像の源泉・企画の骨子 若者×リーダー×組織の視点 時代背景:激動すぎる 認知をリセット→現実を変える 転生モノ 激動→ルネッサンス 創造的逆ギレ 要素・種類・効果:定まる・ひらめく・際立つ・集まる・続く メカニズム:コンセプト高k分 バイアス・インサイト・ビジョン 言葉・絵・図・物語・プロダクト BIVーCモデル 見立て方:認知の拡張MAP 志の4象限 使い方:コンセプトで大いに揺らごう コンセプト曼荼羅 オンコンセプト思考フレーム コンセプト・デザイン2024/02/19
TAKAHIRO | Vlogger
0
『現実逃避こそ、価値創造の入り口だ。』正解のない時代の答えの作り方を学べる本。コンセプト=センスが必要と思いがちだが、そうではない。例としてディズニーランドがあげられていて、非常にわかりやすかった。◆印象に残った言葉:どうしたらもっと良くなるか?ではなく、そもそも良いとは何なのか?から再定義する。認知と現実の循環モデル。コンセプトは、認知スタートで現実を変える。抽象的ではなく、具体的(数字)に伝える。例:iPod「1000曲をポケットに」2024/02/28