内容説明
地球は、活動し、生きている惑星である。地球を構成するさまざまな物質は、そのかたちを変えながら、長い時間をかけて循環している。それにともなう多様な物質の多様な反応もじつは、熱い物質からは揮発性物質が放出され、冷たい物質には揮発性物質が入り込むという、非常にシンプルな原理で理解することができる。マントルの対流、大陸地殻の成長と循環、二酸化炭素の循環は、揮発性物質の出入りによって、さまざまな物質に変化しながらおこなわれていることがわかる。そして、それらの循環、揮発性物質の出入りは、地球が熱機関であることによって駆動されている。地球の成り立ちそして進化を、俯瞰した目で眺め、解説した地球科学の新しい入門書。
主な内容
プロローグ
第1章 太陽系の元素と揮発性物質
第2章 太陽系惑星と原始の地球
第3章 地球の物質循環
第4章 ゆっくり変化した地球
第5章 物質循環の中の生命の誕生
第6章 二酸化炭素と大陸地殻
第7章 粘土:冷たい環境でできた物質
第8章 親銅元素とウランの循環
第9章 熱機関である地球
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
女神の巡礼者
5
地球史や地球の構造に関する書物は何冊も読んできましたが、本書は「化学」の切り口で書かれているのが新鮮で、新たな知見を沢山いただきました。といっても化学は学生時代の数学と並ぶ苦手科目でしたから、本書の内容をどこまで記憶できたかは心もとないですが・・・。今まで地球物理学とか地質学で読んできたことをマクロとするなら、現在の地球の姿が成立するために、マントル、地殻、大気、海洋を循環する物質の化学的作用(酸化とか還元とか)が、どういう働きを担ってきたかというミクロな視点は、新鮮で驚きでした。しかしハードでしたけど。2024/03/21
ますみ
3
地球の構造や物質循環を化学反応や熱力学から説明している。物質の分類と説明順序がわかりやすくて受け入れやすかった。とても面白く元素とか鉱物とかの知識また増やしたいと思った。2025/04/26
Ryo0809
3
地球科学の基礎の基礎を学べる良書。地球誕生後から後期隕石重爆撃期の終わる38億年前までのマグマオーシャンを経て地球の内部構造が形成され、大気から海が誕生し、陸が形成され、やがて酸素が発生し、カンブリア大爆発が起こり、植物が陸へと進出してゆく…。地球史にはこうした大きなイベントが積み重なって今日の姿になるのだが、本書は熱力学と無機化学の観点から「物質」の大循環に焦点を定めて読み解く試みである。これまで他書でサラっと通り過ぎてきた説明が物質の移動・循環から解説されてゆく。入門書として読んでおいて全く損はない。2024/02/20
1484h
2
マグマやマントルに関連する箇所には、だいぶモニョる記述が多い。また、本書の内容には、地球科学分野ではあまり聞かない内容が多いと思う(著者の自説?)。著者の専門らしい粘土の章は(私が詳しくないからかもしれないが)面白い。2024/03/28
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
1
ざっと流し見。化学式がたくさんあるので、しっかり読んだらいろいろ勉強になりそう。あとで精読したい。2025/10/14
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