角川文庫<br> 流浪地球

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
流浪地球

  • 著者名:劉慈欣【著者】/大森望【訳者】/古市雅子【訳者】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • KADOKAWA(2024/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041145579

ファイル: /

内容説明

●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」
●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。「ミクロ紀元」
●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」
●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。「呪い5・0」
●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。「中国太陽」
●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

41
太陽系に見切りをつけた人類の唯一の道は別星系への移住。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画をを描いた表題作ほか6つの短編集。惑星探査から帰還した先駆者の宇宙飛行士が目にしたもの、地球を捕食しようとする世代宇宙船「呑食者」、歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」、中国太陽プロジェクトに従事する二人や、単身水の山に挑むことを決意したかつての登山家など、人々がついていけないほどに発展する科学だったり、突然の破滅に巻き込まれた人々のありようをなかなか印象的に描いていました。2024/01/22

わたなべよしお

24
 どれをとっても、読ませるのはさすが。「呑食者」は「白亜紀往時」の後日譚みたいな話ですね。個人的には「山」かなぁ。我々の宇宙も「●●」にはちょっと衝撃。でも面白い宇宙論、宇宙観だよな。2024/03/22

活字スキー

22
表題作を含めた5篇が収録された短編集。モチのロンで『三体』は楽しみにしているのだけれど、その前に映画『流転の地球』の公開が迫っているのでとりあえず原作を読んでおく次第。いや〜……強い。劉慈欣強すぎる。最近のSFをあまり読めていない自分にとって、これほど正統派で圧倒的なSF力で真正面からブン殴られるともう降参するしかない。大森さんの訳者あとがきに加えて、明治大教授の加藤先生による解説も大変面白くありがたかった。そうか、劉慈欣作品は「空想科学小説」ではなく、中国ならではの「科学幻想小説」なのか。2024/03/06

Kano Ts

18
「三体」文庫版までのつなぎのつもりが面白過ぎて、すぐに読み終わるのがもったいなく感じ、間に2冊別の本を挟んで読みました。「老神介護」より好きかな。短編だけど繋がっているような話もあって、深みも感じられる。どの話も素晴らしいんだけど、あえて好きな話を上げると、手に汗握る「呑食者」、SFで久しぶりに笑えた「呪い5.0」。アイデアからの飛躍が素晴らしい「中国太陽」「山」あたり。マヌーバ理論がよく出てきますが、この頃ハマっていたのかな?理論は知らなくても楽しめます!早く「三体」が読みたい!2024/02/10

Fondsaule

16
★★★★☆ 「流浪地球」 「ミクロ紀元」 「呑食者」 「呪い5・0」 「中国太陽」 「山」 6編の短編集。 話がでかい。 「流浪地球」は映像化されたということだが、知らなかった。2024/04/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21695352
  • ご注意事項