内容説明
2025年には、高齢者の約5人に1人が認知症になるといわれている。 認知症はいまや高齢になれば誰にもリスクがある身近な病気。 認知症になると「銀行預金が引き出せなくなる」「遺言書を残せなくなる」「介護施設の入居契約ができない」等、生活に大きな制限が出るのに、そのリスクに対して準備を進める人は意外にも少ない。 「大認知症時代」ともいわれる今、認知症になっても安心して暮らすために、今すぐに取り組みたい手続きや準備がある! 本書は、おひとりさまや身内に頼れない人、また相続等で家族に迷惑をかけたくない人が、認知症になる前に準備したいことをテーマ別にわかりやすく紹介する。 著者は、終活カウンセラーの資格をもつ弁護士だから、難しい制度や手続きを当事者の目線に立って優しく解説してくれる。 「おひとりさま」や「認知症」への不安や心配ごとがスッキリ解消する1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
航輝
3
図書館本 相続に関することや制度について書かれた一冊 意外と知ってることが多かった 遺言の書き方とかエンディングノートの活用法とか参考になった 2023/08/06
Go Extreme
3
認知症が心配・終活を早める:5人に1人以上が認知症 認知症→普通の暮らしできず・自分の財産が自由に使えず 想いを伝えておく 延命治療・尊厳死 お金の管理:相談機関や制度 おひとりさまは早めに対策 介護施設 成年後見制度 家族信託 後見制度と家族信託の違い 相続:相続財産 誰が相続人 遺贈と贈与 不動産はもめ事の原因 遺言:家族の幸せのため 自筆証書遺言 何度でも撤回・変更可能 エンディングノート活用 死後の手続き:死後事務委任契約 後見人が死後事務 事務所選びに注意 相続関係図 2021/04/09
みーこ
2
★★★★★ 認知症の部分が強調されているけど、なる前の話で、とても参考になった。死は突然のものだから、高齢者だけじゃなく、私自身も死んだ後のことを考えておかなきゃいけないなと思った。相続のところはややこしいけど、この本では分かりやすく書かれていた。将来おひとりさまでも、その時の認知症になった時のことや、死んだ後のことなども具体的に書いてくれていて、そんな制度があるんだと知れたのは良かった。2021/04/22
なりぶぅ
1
私自身のエンディングノートをの作成を考えていたので参考になるかなと思っていたけれど、思っていたのと違って相続のことがメインだった。ただ死後に残された子ども家族が仲良くいられるように配慮するのは、旅立つ者の最後の仕事なのかもしれない。そういう意味では役立つ情報がわかり易く書かれている。私も実母を介護中だが、母が亡くなった時に兄弟で揉めることは出来れば避けたい。とは言え母にそういう話はし辛いし、兄弟で集まるのもコロナ禍の今は難しい…。自分の子ども達にはこんな思いをさせたくないからしっかり準備しようと思った。2021/05/16