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内容説明
自衛隊といえども、特別な能力を備えた人間だけが集まるわけではない。ごく普通の人材を組織的に動かして、イラク派遣や東日本大震災のような危機的な状況のもとでさまざまな課題を解決していくには、何よりも「チーム力」の向上が最重要になる。そのためには何が本当に必要なのか。組織を導く最強のリーダーのあり方を、陸上自衛隊の人材育成の最高責任者が「現場」の経験をふまえて具体的に説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紙狸
19
2017年刊行。自衛隊はこれまでの歴史で、幸いなことに戦争を戦わないですんでいる。ただ、東日本大震災など数多い自然災害では出動して、経験を積んできた。自衛隊の陸将を務めた著者は、この本の第2部で、南海トラフ大地震を想定して、「A県」に駐屯するある連隊(1000人弱規模)がどのように行動を決めるかを描く。現場での自衛隊の活動は広く知られているが、こうした意思決定のプロセスは普通見えないので、この説明は貴重だ。第1部、第3部はリーダー論。2023/01/09
閑居
3
『アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方: 一人ひとりの能力を100%高めるマネジメント術』と対比的に読むと面白い。 経済感覚や思考の柔軟性を重視する米海軍に対して、心理学的側面と基本手順の励行を重んじる陸自。自衛隊には、旧陸軍の精神論が心理学に形を変えて生き残っているようにも見える。 しかし、よくよく読むと、米海軍の手法はアメリカ人の即物的で開放的な気質によく適しており、自衛隊の手法は日本人の内向的で几帳面な気質に適しているのだと思い至る。2017/11/23
蒼銹
0
2021年5冊目/上司より読書課題 取っ付きにくいかと思ったけど読みやすくて良かった2021/04/24
こきん太郎
0
リーダーが一つの行動の決心をするまでのプロセスを自衛隊式で説明。その際、一般の職場との比喩により表現され、わかりやすい文章だった。みんなで決めたということが肝である。しかし、考えてみれば、二つある案が出たとして一つに絞った時に、全員で決めるということは、意見は分裂し納得する方には決まらないと思う。その時に出る不満や不信感をどう払拭するかも重要であると感じる。何を優先して決心し、責任をとるのもリーダー、非常に孤独な存在だ。決心時には「任務分析で何を決めたか?」と立ち返るのも大事。まず、人間力、知力の向上だ。2020/10/02




