内容説明
滝口悠生さん、推薦.「湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望」
暮らしレーベル、第5弾。
滝口悠生さん、推薦。
「文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。」
【著者】
蟹の親子
1991年生まれ。日本大学芸術学部卒。事務員や書店員を経て、東京・下北沢にある「日記屋 月日」初代店長となる。現在もスタッフとして働き、日記や、思い出すことそのものについて日々考えている。本書が商業出版デビュー作となり、自主制作本に『にき』『浜へ行く』がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yuui
10
物語じゃなくてなんか哲学書を読んだような不思議な読後感でした! あたりまえやけどほんと、一人ひとりその人の物語りがあるんやなと!2026/06/16
harumi
8
図書館で新しく入った本コーナーで見つけて読んでみました。表紙の雰囲気とはかなり違っていて、作者の自伝的な話なのか、けっこう重い内容でした。飾らない文章、率直な語り口がとても良かったです。2024/05/01
きゅー
6
日記的エッセイ。母と娘の確執の物語でもあるのだが、途中からより不穏さを増す。「母親に心配されたい」という思いが過剰になり、エネルギーが暴発する。これもある種の虐待による結果とも言えるものだろうか。私たちの非日常がどこから始めるのか、それは日常の延長線上にあるのあるのだろうとわかる。2025/08/14
𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄
6
言語化しがたい複雑な気持ちも、じっと見つめて、じっくりと言葉にしているというような印象を受けた。なんというか、質量のある言葉、文章を書く人だと感じた。2024/06/29
二瓶くん
4
とてもじゃないがまとまらなくて、とりとめもない。断片的な記憶が思い出同士を結びつけるように語られる。正直初めは読みづらいと思って読んでいた。久々に筋トレのような意識で仕方なく一冊の本を読み続けた。私なりにこの本の英題を考えるなら”Mind’s break”.その脳は壊れているとも休んでいるとも考えられる。障がいを抱えることになった弟、ペットショップで買ったら腫瘍ですぐ死んでしまったハムスター。800度で燃やされることになったがとても愛されていた飼い犬の老犬、それらの過去と今。2026/05/02




