ちくま新書<br> 世界の神々100

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ちくま新書
世界の神々100

  • 著者名:沖田瑞穂【著者】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2024/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480076007

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内容説明

世界の神話には個性豊かな神々が登場し、残酷さ、暴力性、美醜、エロスなど我々の想像を軽々と超えていく。世界を統べる王者、戦闘を司る戦神、地上に豊穣をもたらす生産の神、ときに慈しみときに闘う女神たち、いたずらもののトリックスター神、技術や医術を操る神、死つまり冥界に君臨する死神。本書では、インド、ギリシア、北欧、ケルト、エジプト、日本、中国など各地の神話から100神を、神話学者の視点で解説する。天地創造、命の起源、農耕の誕生……原初の世界のエッセンスと面白さを縦横に味わう“神様ハンドブック”!

目次

はじめに/第1章 主神──世界を司る神々/1‐1 アフラ・マズダー【ゾロアスター教】/1‐2 アマテラス【日本】/1‐3 ヴァルナ【インド】/1‐4 ヴィシュヌ【インド】/1‐5 ウルゲン【シベリア】/1‐6 オーディン【北欧】/1‐7 オリシャ【アフリカ】/1‐8 シヴァ【インド】/1‐9 ゼウス【ギリシア】/1‐10 ダグダ【ケルト】/1‐11 タネ【ポリネシア】/1‐12 ディヤウス【インド】/1‐13 テシュブ【北メソポタミア】/1‐14 テスカトリポカ【メソアメリカ】/1‐15 ビラコチャ【中央アンデス】/1‐16 ブラフマー【インド】/1‐17 マルドゥク【メソポタミア】/1‐18 ラー【エジプト】/第2章 戦神・英雄神──勇猛果敢な神々/2‐1 アテナ【ギリシア】/2‐2 アレス【ギリシア】/2‐3 イナンナ/イシュタル【メソポタミア】/2‐4 インドラ【インド】/2‐5 ウィツィロポチトリ【メソアメリカ】/2‐6 ギルガメシュ【メソポタミア】/2‐7 スカンダ【インド】/2‐8 タケミカヅチ【日本】/2‐9 トール【北欧】/2‐10 ハヌマーン【インド】/2‐11 ヘラクレス【ギリシア】/2‐12 モリーガン【ケルト】/2‐13 ヤマトタケル【日本】/2‐14 ラーマ【インド】/第3章 豊穣神──恵みをもたらす神々/3‐1 イアシオン【ギリシア】/3‐2 イズン【北欧】/3‐3 インカリ【インカ】/3‐4 エンキ/エア【メソポタミア】/3‐5 オオクニヌシ【日本】/3‐6 カーマ【インド】/3‐7 后稷【中国】/3‐8 コーン・メイドン【北アメリカ】/3‐9 ディオニュソス【ギリシア】/3‐10 デメテル【ギリシア】/3‐11 テリピヌ【アナトリア】/3‐12 ドゥムジ【メソポタミア】/3‐13 バアル【ウガリット】/3‐14 ハイヌウェレ【インドネシア】/3‐15 ヒルコ(エビス)【日本】/3‐16 フレイ【北欧】/3‐17 フローラ【ローマ】/3‐18 マヤウエル【メソアメリカ】/第4章 女神──世界を慈しみ躍動する/4‐1 アメノウズメ【日本】/4‐2 イシス【エジプト】/4‐3 イワナガヒメ【日本】/4‐4 ウマイ【シベリア】/4‐5 カーリー【インド】/4‐6 ガンガー【インド】/4‐7 シュリー【インド】/4‐8 女 【中国】/4‐9 スセリビメ【日本】/4‐10 西王母【中国】/4‐11 セクメト【エジプト】/4‐12 セドナ【ネイティブ・アメリカン】/4‐13 ティローッタマー【インド】/4‐14 テティス【ギリシア】/4‐15 ドゥルガー【インド】/4‐16 トラルテクトリ【メソアメリカ】/4‐17 ヒナ【ポリネシア】/4‐18 フレイヤ【北欧】/4‐19 ヘラ【ギリシア】/4‐20 メリュジーヌ【ケルト】/第5章 技巧神・医神──ものづくりの神々/5‐1 アシュヴィン【インド】/5‐2 アスクレピオス【ギリシア】/5‐3 アポロン【ギリシア】/5‐4 ヴィシュヴァカルマン【インド】/5‐5 ディアン・ケーフト【ケルト】/5‐6 トヴァシュトリ【インド】/5‐7 プタハ【エジプト】/5‐8 プロメテウス【ギリシア】/5‐9 ヘパイストス【ギリシア】/第6章 トリックスター──いたずら者の神々/6‐1 アイヌラックル【アイヌ】/6‐2 アマノサグメ【日本】/6‐3 クリシュナ【インド】/6‐4 ケツァルコアトル【メソアメリカ】/6‐5 スサノオ【日本】/6‐6 セト【エジプト】/6‐7 ヘルメス【ギリシア】/6‐8 マウイ【ポリネシア】/6‐9 ルグ【ケルト】/6‐10 レグバ【アフリカ】/6‐11 ロキ【北欧】/6‐12 ワタリガラス【アラスカ】/第7章 死神──最も恐るべき神々/7‐1 アヌビス【エジプト】/7‐2 イザナミ【日本】/7‐3 エレシュキガル【メソポタミア】/7‐4 オシリス【エジプト】/7‐5 ハデス【ギリシア】/7‐6 ヘカテ【ギリシア】/7‐7 北斗星君【中国】/7‐8 ミクトランテクトリ【メソアメリカ】/7‐9 ヤマ【インド】/コラム1 アダパ【メソポタミア】/コラム2 タジマモリ【日本】/コラム3 マーダヴィー【インド】/参考文献一覧/神名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

12
世界各地の神を役割や属性ごとに分類し紹介する一冊。度々引用される比較神話学者デュメジルの三機能説(1.主権・2.戦闘・3.豊穣)に興味が出てきた。またイザナギ・イザナミの黄泉比良坂と共通点の多いポリネシア神話のタネとヒナの問答、ソーマに代表される知恵を与える酒を盗む鳥の関係、神の死体から食物が生まれるハイヌウェレ型神話が種芋を切り刻んで植える文化圏からの産物、ロキやスサノオ、ヘルメスのようなトリックスターのイタズラがたまたま秩序を形成するキッカケとなるという話などもっと勉強したくなる話がたくさんあった。2024/09/26

遊未

5
まずはどのように分類されるのかな?が楽しみ。主神、戦神・英雄神,豊穣神、女神、技巧神・医神、トリックスター、死神、と大変わかりやすくなっていました。沖田先生はインド神話の方ですが、その点も幅広く紹介されています。デュメジルとか吉田先生とかその著書とか「比較神話学」という語がつかわれ始めた時代も懐かしくなりました。2025/03/22

京橋ハナコ

2
辞書みたいなもの。結構時間がかかった。2024/10/27

takao

2
ふむ2024/05/15

眉毛ごもら

2
ちくま新書でこういうのあんまりないなと思って購入。神様のメイン属性ごとに分類したうえで類似の神話も紹介している。類似の神もラインナップされてるので登場する人が被れば内容が被るがそこはしゃあない。類似系の神話は伝播の元ネタが一緒だったのか、人間の妄想にはテンプレがあるのかタイムマシンできたら探ってみたいところはある。信仰が消えた神々も多いからその全盛期の神話もみてみたいとか思ってしまったが私は悪くない。2024/02/23

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