内容説明
横浜の一等地にあるドヤ街、寿町。6年におよぶ執念の取材で、その全容を明かす。染みつき、絡み合い生きるひとびと。正常と異常、孤独とぬくもり、こちらとあちら……、読むほどに境界が曖昧(あいまい)になっていく。文庫版のための新話「寿町ニューウェイブ」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あきら
25
横浜市に長く住んでいることもあって、寿町は外側だけは知っている。 怖いもの読みたさで、読んだ。 その人その人の人生をなぞりながら、生き方に触れる構成で、自分の人生は全部で何ページになり、今何ページ目なんだろう、など考えたりした。 2024/06/11
おいしゃん
19
【2024-58】横浜のドヤ街「寿町」に住む人々のドキュメンタリー。はじめの数編は、あまりに常人離れした彼らの人生が重かったが、読み進めるうち住む人や関わる人たちの情が感じられた力作。2024/04/27
よしじ乃輔
10
横浜の大観光地に隣接するドヤ街に住む人々だけではなく後半は宿場、NPO団体代表、宗教家、学童保育運営者、共同保育者、ホームレス自立支援団体、警察官など寿町に関する取材及びインタビュー録。ここでしか生きられない人達のためにこれだけの支援があったとは。高齢者と福祉の町へと移行している感。「こんな人生もありなんだ」と教えられたと作者は語るが、ギャンブルに明け暮れ自己破産しお世話になるのはちょっと違うのかな、という気がするがそんな批判めいた事もわかった上の発行なのだろう。2024/05/06
デスカル
7
▼住んでいる人は、ギャンブルや酒に溺れた人が多い▼住んでいる人だけでなく、ドヤの管理人や福祉会館の人なども取材している▼住んでいる人は、人間味があり魅力的に映ることもあるようなので、そこで働く人もいる▼寿町で働く人達の冗長な過去は少し中だるみを感じた2024/09/08
belier
6
横浜の寿町は日本三大ドヤ街のひとつ。そこにいる超個性的な人々たちの話だ。すごい人生を送った人ばかり。それから長年に渡っての支援者たちの話により、町の歴史も知ることができた。以前連合赤軍の関係者の本を読んだとき、ここに潜んでいたというくだりがあったが、当時ここに過激派が隠れても不思議ではないという感じはつかめた。また戦後の高度経済成長を裏で支え、その終焉によりいち早く衰退が訪れた地区でもあった。ホームレス支援の人の言葉「彼ら(のような弱者)が存在することで、世の中は確実に豊かになっている」が胸に響く。2024/07/03
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