内容説明
境界というものは、人の都合で決めたものに過ぎない。よしんば鉄道の境界駅などとなると、それはもう人の都合どころか鉄道会社の都合で決まってしまう。
とはいえ、そこに至るまでの人の営み、その町の果たしてきた役割、列車の運転系統、そうしたあらゆるものが積み重なって、ある種の必然として境界が生まれたはずだ。だから、境界駅の町を歩くと、そこが境界である必然性みたいなものが見つかるのではないか。
本書は、単純な鉄道会社間の境界から、電化・非電化、運転系統の境界、また都道府県境の駅などを紹介。多種多様な境界駅の旅から、その町が“鉄道のさかいめ”である意味が見えてくる!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
19
祝日と入力して変換しようとすると熟女が候補にあがるのは若いお姉さんに反応しない自分の性嗜好がわかるというかなんだか情けない。というか先日の祝日に青春18切符で山口旅行。1時間に1本くらいしか鈍行ないので、駅での待ち時間長い。駅のまわりも何もなかったりするし。しかし、山口結構面白いな、また生きたい。下関とか山口市内良かった、瓦そば食べたかったが、タイミングあわなかった。2024/03/23
アーク
4
鉄道駅が通勤や旅行だけではない、様々な「境界」にもなっていることがよく分かって興味深かった。鉄道会社、地理など、境界駅が担う役割は結構多いんだな。そして本書は各駅の周辺についても綴っているので、読んでいるだけで旅をしているような気分になった。全国各地の境界駅をまとめた、新しい視点からの一冊だった。2024/03/07
おおい
0
面白い視点からの作品である。願わくば地図を入れてほしい。2024/03/02