内容説明
境界というものは、人の都合で決めたものに過ぎない。よしんば鉄道の境界駅などとなると、それはもう人の都合どころか鉄道会社の都合で決まってしまう。
とはいえ、そこに至るまでの人の営み、その町の果たしてきた役割、列車の運転系統、そうしたあらゆるものが積み重なって、ある種の必然として境界が生まれたはずだ。だから、境界駅の町を歩くと、そこが境界である必然性みたいなものが見つかるのではないか。
本書は、単純な鉄道会社間の境界から、電化・非電化、運転系統の境界、また都道府県境の駅などを紹介。多種多様な境界駅の旅から、その町が“鉄道のさかいめ”である意味が見えてくる!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
21
祝日と入力して変換しようとすると熟女が候補にあがるのは若いお姉さんに反応しない自分の性嗜好がわかるというかなんだか情けない。というか先日の祝日に青春18切符で山口旅行。1時間に1本くらいしか鈍行ないので、駅での待ち時間長い。駅のまわりも何もなかったりするし。しかし、山口結構面白いな、また生きたい。下関とか山口市内良かった、瓦そば食べたかったが、タイミングあわなかった。2024/03/23
Tadashi_N
16
いろんな境目があって面白い。2024/07/21
MASA123
9
「境界駅」という視点で、境界駅の町の地理や歴史を記述した本。境界駅という言葉も初めて知ったが、境界駅は身近な場所にもある。大阪の地下鉄と阪急電車の境界駅は天神橋筋六丁目駅、大阪市内に住んでいた頃は、定期券でよく途中下車したなつかしい場所だ。本書は鉄道のマニアックな話(系統とか、引込線とか、線路幅とか・・・)ではなくて、境界駅の町の情報が豊富で観光ガイド的だ。本書でとりあげられた新大阪駅も、乗り継ぎに時間がかかる困った駅という印象から、すこし違う見方もできてよかった。ナゾの!というタイトルは少し大げさか。2024/05/09
takao
5
ふむ2024/04/29
アーク
5
鉄道駅が通勤や旅行だけではない、様々な「境界」にもなっていることがよく分かって興味深かった。鉄道会社、地理など、境界駅が担う役割は結構多いんだな。そして本書は各駅の周辺についても綴っているので、読んでいるだけで旅をしているような気分になった。全国各地の境界駅をまとめた、新しい視点からの一冊だった。2024/03/07
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