内容説明
科学的根拠があるとは到底思えない、当節の「環境問題」。真の解決を求めるのなら、まず「物質とエネルギー」の基礎を知ろう。この宇宙・自然界の現象が数式なしでも面白くわかり、科学的思考のセンスが身につく超入門書。 【目次】1 序論/2 物質の構造/3 さまざまなエネルギー/4 力学的エネルギー/5 熱エネルギー/6 電気エネルギー/7 化学エネルギー/8 核エネルギー/9 太陽エネルギー/10 未来志向エネルギー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
2
科学的によく分かっていない事は、正解かもしれないし、間違いかもしれない。そこに情報操作の入り込む余地があり、マスコミや国家等によって利用されている。。。2010/01/19
越部社長
1
環境問題全般というよりは、「エネルギー」に話題を絞って、基本的なことを解説した本。筆者は比較論として原子力発電を推奨しているが、「原子力発電所を見学して、幾重にも安全設計に気を使っていることに驚かされた」といった趣旨の内容が何度か出てきており、結果論ではあるが筆者の考えが甘かったことが露呈してしまっている。改訂をしない限りこの本の内容は古びてしまうであろう。全体として科学的に環境問題を考える視点を提供している点などは評価できるのだが、このタイミングでは原子力のインパクトが大きくて正当に評価できない。2011/04/16
かきたにたくま
0
今の環境問題は科学的根拠があるとは思えないとして、キホンとなる物質とエネルギーについて解説している本ではあるが、環境問題について関連が乏しく、退屈な授業を聞いているような内容だった。2013/11/27
Bronzong
0
本当に基本でした2010/05/19
takizawa
0
利用可能なエネルギーは何か。そのエネルギーは環境を維持するために持続して利用できるものか。これらの問いに答えるための基礎知識(物理、化学が主。様々なエネルギーについて説明する)を与えてくれる本。リアリスティックな物言いが小気味良い(クリーンエネルギーを発生させるために多大な火力発電を必要とする、等)。ちなみに著者は、Co2が地球温暖化をもたらすわけではない、という立場。直観と理論を繋ぐ例が豊富(例:直径100mのピンポン玉の中に浮かぶ1cmの球が原子核、外郭を周回している1mmの粒が電子)。2009/04/26