内容説明
乙女ゲーのヒロインに転生したと気づいたら、すでに推しは攻略されてました――バッドエンドを回避したい悪役令嬢に。そんな現実を目の当たりにしたローズベリー。こうなったら自由に生きようと決意するが、なぜか攻略キャラでない国王・エリックに口説かれてしまう。彼は将来軍事同盟のため政略結婚しなければいけない。その上、なぜか悪役令嬢までが本命はエリックと言ってきて!?
※こちらの作品は通常版とサイン版がございます。本編の内容は同一ですので重複購入にご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうはるみ
10
キープ君を抱えたままでは本命は手に入れられないよ?本命を手に入れたかったらまずキープ君を手放そうね?王様みたいに。と彼女は作中を通して言われているようだ。本命は王様だったようだがキープ君を侍らせて王城で賑やかにしていたら「出歯亀」していたby王様談 人、当の王様に見られ嫌悪感を抱かれてしまう。彼女の頭の中の通りに世界は進まなかった模様。主人公はよくぞ言い切った。自分は2番目は嫌だ、だから国のために外国の王女を1番目にしないといけないあなたとは婚姻できないと。怖くて私に言えるかは不明だからこそ。2024/08/13
菊地
6
乙女ゲーの転生に対するカウンターとしての悪役令嬢転生や脇役転生があって、一周回って悪役令嬢転生者が攻略済みの世界の正ヒロインに転生するという作品が生まれる。相手役も原作だと非攻略キャラというズラし方をしているし、メタ構造の多層化。ジャンルが先鋭化すると回帰して、要素も盛り盛りになる。 一周回った結果、普通の乙女ゲー転生と似たような展開になっていて、ヒーロー役は人気非攻略キャラらしい分かり易い魅力があったし、敵役のサバサバ風粘着悪役令嬢は分かり易い「悪役」ムーブで、逆に素直な展開になっていた。悪くない。2024/06/21
正直レビュー
3
発売予告から楽しみにしていた作品で、購入して読んだところとても面白かったです。転生悪役令嬢が必死になって生き残る話は好きですが、逆ハーレムで天然人誑しで他人が尊いとなっている作品にうんざりしていたので。この作品はヒロインが悪役令嬢に推しを攻略されていても、まいっかと余り気にしていません。悪役令嬢がしっかり悪い側で、きちんとオチがついていて良かったです。 しかしSSが悪役令嬢視点で正直いらないと思いました。ベリーと国王陛下じゃ書けなかったのかな。2人がお菓子を食べる小説の方が欲しかったです2024/01/15
Shino
0
KU2024/06/19