竹書房怪談文庫<br> 絶厭怪談 深い闇の底から

個数:1
紙書籍版価格
¥858
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

竹書房怪談文庫
絶厭怪談 深い闇の底から

  • 著者名:つくね乱蔵【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 竹書房(2023/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801938168

ファイル: /

内容説明

〈厭系〉開祖による新シリーズが始動!

決して抜け出すことのできない忌まわしき闇の沼…
「絶望。そう絶望だ。ここには絶望が住んでいる。」
(「結果待ちの話」より)


この世の理から完全に外れてしまっている不幸の数々…厭怪談の妙手・つくね乱蔵の「絶厭怪談」シリーズが始動!
・妹が連れてきたのは驚くほど丁寧に作り込まれた赤ん坊の人形で…「新しい家族」
・妻子を失う不幸に襲われた夫、それでも幸せだと言う理由は…「石田家の幸福」
・義母への対抗心から始めたお盆の段取りは何かが間違っていたようで…「完璧なお供え」
・入ってはいけないと強く感じたにも拘らず侵入した結果が招く恐怖…「結果待ちの話」
・生活の全てに罪の可能性があると言う娘を襲った悲劇…表題作「深い闇の底から」
ほか全30話。

何が起こっても落ち着いて対処するか、或いは静かに諦めるか…明日の絶望がここにある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

60
実話怪談集。著者らしく「嫌」な話が大量に収録されているが、今回は特に酷いな(褒め言葉)。基本的に家族がテーマになっている話が多いように思えるが、家と血族というある意味逃げ場のない状況に加えて、そこに降りかかる怪異というか理不尽というか、そういう物は降りかかる本人に何ら非の無いだけに実にいたたまれない。それが顕著に出てるのは「深い闇の底から」や「聖母」で、読んだ後に気分が沈み込む事は請け合い。その一方で「女神に捨てられる」のような応報物で一息付けさせてくれるのも著者の力量かなあ。本当に嫌な一冊であった。2024/02/28

24
やはり新シリーズなだけあってどの話もエグかった。このまま続けてほしい。2024/01/03

流之助

12
kindleUnlimitedより。この手のはついつい読んでしまう吸引力がある。そこに居るだけでなにか不穏な「厭」さを感じる話が収録されている。2024/02/11

eyemu

11
あとがき通り、クズが一番最後にいた。2024/01/25

柊よつか

8
厭怪談の名手、つくね乱蔵さんの新シリーズ。ある話に「とても素敵な、胸の温まる心霊体験ということだ」という下りがある。つくねさんが厭と銘打つ作品集でのそれは怖さでしかないよと思ったものだが⋯。大抵の話に笑っている者がいる。〈厭〉というものが腑に落ちる。辛酸を舐める者の傍らで、哄笑嘲笑狂笑含め誰かしら笑っている。一方笑う者がない最終話はどこまでも救いのない話。じゃあお前なら何ができたと自問して、言い訳しか残らない自分に絶望するまでがワンセット。一番好きな話を挙げようと思ったが、選べないことを賛辞に代えておく。2024/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21567148
  • ご注意事項