内容説明
伊豆半島沖の大川豆島にゾンビが大量発生!? 政府によってバイター(=他の人間を咬む者)と名付けられたゾンビは血肉を求めて人を襲い、島内は凶暴なバイターで溢れた。そんな折、相澤総理大臣の娘・彩香が島に滞在していることが判明する。絶望的な状況のなか、自衛隊と警察の混成チーム「ブラッド・セブン」が結成された。彼らに課せられた密命は「彩香の救出」。7人の精鋭は死地から彩香を救出することができるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
327
ゾンビ物で新たな感動に巡り会えることは匆々ないとわかってはいるのに、それでもついつい読んでしまう。この作品はまずまず面白い設定が作りこんであり、政府の動きを島の内部と並行してみせる、パニック物でよくみられる展開はアリだと思った。ブラッドセブンが七人だけである意味にちょっと無理があるようのと、感染→発症までの流れが、都合のいい時だけ無視されているあたりとかが甘いと感じた。ブラッドセブンをもっと突き抜けた最強最凶の戦闘チームに仕上げて、バトルシーンの比重を上げてくれれば、もう少し印象よくなったかも。2024/11/12
yukaring
63
さすが五十嵐さん、この後味の最悪さは最恐。謎のウィルス感染によるソンビパニック。伊豆半島の火口で発見されたミイラ化した動物の死体。死体に触れた研究者たちがウィルスに感染して死亡、そしてバイターとして甦る。感染は思いもよらぬスピードで島は血肉を求めるバイターの巣窟と化す。しかしその日島には総理大臣の娘が訪れていた・・。総理の娘を救うために結成された7人の精鋭部隊ブラッドセブン。こんな折でも次の選挙へ向けた政治的しがらみを守る政治家への揶揄もこめられている。スピード感のあるサバイバルサスペンスで面白かった。2024/01/30
空のかなた
29
「リカ」シリーズとは全く異なる気味悪さ。ブラッドセブンと呼ばれる精鋭7名が、対象者をバイター(ゾンビ)から救出できるか、自らもバイターに襲われ喰われるか、バイターをせん滅できるか、息をつけない展開へ。白濁した眼、全身が蜂の巣になってもヒトの血と肉を求めて迫るバイターの様子は凄まじい。火炎銃で燃やし尽くしても死なない。中でも強烈な登場人物が、自衛隊員の梶原。傲慢さに加え、見た目はヒトであるバイターを銃殺する時の嬉々たした様子は尋常ではない。なんといってもエンディングでのどんでん返しに感服。凄いと思った一冊。2024/01/16
ぴ〜る
21
やっぱりゾンビものは怖い…。衝撃のラストも政治を皮肉ってくれているのかなと思われる節もドキドキしながら読了。何が起こるがわからない世の中だと考えて読むととても怖い。2024/02/07
とし
17
とある島で、謎のウイルスによりゾンビ化してしまう事象が発生。島にいる総理の娘を救出すべく、特殊部隊が編成されたが、、 ゾンビという非日常の話だが、妙なリアルさがあり面白かった。最後は、五十嵐さんらしい終わり方だなと思った2024/02/04
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