新潮文庫<br> 近親殺人―家族が家族を殺すとき―(新潮文庫)

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新潮文庫
近親殺人―家族が家族を殺すとき―(新潮文庫)

  • 著者名:石井光太【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2024/01発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101325415

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内容説明

日本の殺人事件の半数が、家族を主とした親族間で起きている。「まじ消えてほしいわ」と罵倒し、同居していた病弱な母親を放置、餓死させた姉妹。夫の愛情を独占すると憎しみをつのらせ、我が子をマンションの高層階から突き落とした母親。人はどんな理由から最も大切な存在であった家族を殺すのか。事件が起こる家庭とそうでない家庭とでは何が違うのか。7つの事件が炙り出す、家族の真実。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

21
あまりスポットが当たらないジャンルのノンフィクションものが多い作者のノンフィクションで近親殺人がテーマ。あまり有名ではない事件を丁寧に取材するスタイルは過去作品を踏襲されている。テーマ的に一般化することが難しいこともあり関連性の薄い事件が羅列されている印象を受けるのは仕方ないところかもしれない。序章で少し触れられているが、有名事件をいくつか取り上げても良かったかもしれない。2024/09/28

ミワ

20
追い詰められた時どうしたらいいのだろう?。貧困、介護、他人事ではない。今は運が良いだけ。虐待については、虐待連鎖が悲しくて、子供を殺した親も虐待されていた過去がある。2024/06/20

uran

12
キツかった。家族だけで背負い込まないこと!なんだろうけど、なかなか外には相談しづらいだろうし、相談したところで早急に解決するとは思えないし。本当に難しい。2024/04/06

鷹ぼん

11
「ウチとは無縁」「ウチは大丈夫」と今は思っていても、そういう日が絶対来ないとは限らないわけで、想像するに恐ろしい気持ちになる事件。とりわけ「介護放棄」「貧困心中」「老老介護」が起因となった事件は「明日は我が身」を感じさせられ、重い、考えさせられる事件だった。行政や関連団体、医療機関をうまく活用すれば、最悪の事態だけは避けることができたかもしれないケースもあれば、それでも手に負えないケースもあって、言葉が出ない。もし、自分がこういう事態になったら、途方に暮れるしかないような気がして、キッツい読書となった。2024/03/17

犬養三千代

10
血は汚い。家族って何なのさ!! でも誰でも『このクソ親父』『クソババア』って思ったことあるよね。殺人までいくにはなかなかハードル高いのだけど、容易く超えてしまう何かがある。2024/04/10

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