内容説明
「これからつぶやくひとふしは とても悲しい物語……」
保険会社のコマーシャル・キャンペーン《幸せな家族》のモデルに選ばれた中道家。しかし撮影はなかなか進まず、やがて不気味な唄の歌詞にあわせたかのように、次々と家族が死んでゆく――
刊行以来、全国各地の少年少女に衝撃を与えてきた伝説のジュヴナイル・ミステリ長篇、奇跡の復刊。
〈解説〉松井和翠
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ウッディ
220
写真スタジオのある広い新居に引っ越してきたばかりの中道家、誰もがうらやむ理想的な家族をモデルにしたCM撮影が行われる矢先、父が殺され、1年もたたない間に、とある唄の歌詞通りの方法で次々と家族が殺害される。大事件が起こっているにも関わらず、語り手である小6の末っ子の冷静さが不気味で、マスコミ取材やクラスの噂話を面白がる様子が違和感を感じさせる。ジュブナイルゆえか、警察はなぜ犯人を捕まえられず、次々と犯行を許すのか、姉はすべてを知りながら殺されたのか、ミステリーとしてはツッコミどころの多い一冊でした。2026/05/15
おばおば
197
★★★☆☆本屋さんで「おすすめの本」でした。自分が選ばないような本も読んでみようと思って選びました。途中から少し飽きてしまう状態に陥ってしましました。犯人も途中からわかったせいかもです。歌に合わせたように進んでいく事件という内容でした。ジュブナイルミステリーという紹介の通り自分的にちょっと歳を取りすぎているせいか期待外れ感が残ってしまいました。2025/01/09
ほんた
173
しあわせだったはずの家族が、次々と亡き者されていくというところがちょっと怖い。 怪しいなと思う人物もいるが、でもな、、、とも閑雅てしまう内容。真相を知ったときは驚きました。 https://hontablog.com/幸せな家族2025/05/23
のんちゃん
152
写真家の中道氏とその家族は、保険会社のテレビCMの〈幸せな家族〉に選ばれ、撮影クルーが家にやってきた。しかし、その日から次々と家族が亡くなっていく。それもある唄の歌詞通りに。最後迄生き残っている小6の次男の語りで物語は進む。刊行は1989年。児童文学作家として名を馳せていた作者の伝説のジョブナイルミステリとの事。犯人は途中でわかるがその動機が不明なものもあり、それを知りたく、一日で一気読み。特に昔の作品という感じもせず、楽しめた。仁木悦子さんの作品を思い出した。やっぱり、少し、今昔の感はあるか。2023/12/11
昼寝ねこ
139
昭和期のジュブナイル作品。「幸せな家族」の日常を保険会社のCMで放映するという企画に選ばれた一家の家族に次々と死が訪れる。ジュブナイルなのに人がガンガン死ぬ。予想通りの人物が犯人で、まさかのドンデン返しを期待したが残念ながらそれもなかった。犯人がサイコパスで歪んだ家族関係ということなのだろうが、殺害動機が薄弱だし殺害手段も稚拙でミステリーとしてさほど面白いわけではない。しかし不気味な歌と共に妙に記憶に残る物語でトラウマ児童文学と言われるのもわかる。2番以降の歌詞を後出しするのはフェアと言えるだろうか?2026/05/30
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