量子力学は、本当は量子の話ではない:「奇妙な」解釈からの脱却を探る

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量子力学は、本当は量子の話ではない:「奇妙な」解釈からの脱却を探る

  • 著者名:フィリップ・ボール【著】/松井信彦【訳】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 化学同人(2023/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784759820690

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内容説明

量子論における直感に反することや不可解なこと。それらを「奇妙」とはもはや言っていられない。
「奇妙」からの脱却の時はもう来ている。

【目次】
第1章 量子力学が何を意味しているかを言える者はいない(これが本書の主張である)
第2章 量子力学は、本当は量子の話ではない
第3章 量子物体は波動でも粒子でもない(が、そのようなこともある)
第4章 量子粒子は一度に二つの状態にはない(が、そのようなこともある)
第5章 何が「起こる」かは、それについて何を見いだすかによる
第6章 量子論の解釈の仕方にもいろいろある(そして、どれもどうも意味をなさない)
第7章 どのような問いも、答えは「イエス」だ(「ノー」でない限り)
第8章 すべてを一度に知ることはできない
第9章 量子物体の性質がその物体だけに収まっている必要はない
第10章 「不気味な遠隔作用」はない
第11章 日常世界は量子世界の人間スケールにおける現れである
第12章 経験するすべてはそれを引き起こしている何かの(部分的な)複製である
第13章 シュレーディンガーの猫には子がいる
第14章 量子力学はテクノロジーに活かせる
第15章 量子コンピューターが「多くの計算を一度に」実行するとは限らない
第16章 「量子」あなたはほかにいない
第17章 物事はさらにいっそう「量子的」になりえた(ならば、なぜそうではないのか?)
第18章 量子力学の基本法則は思ったよりシンプルかもしれない
第19章 底へはたどり着けるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

2
量子力学の意味を言える者はいない 量子力学≠量子の話 量子物体≠波動・粒子 量子粒子≠一度に二つの状態 何が「起こる」←何を見いだすか 量子論の解釈の仕方 ×すべてを一度に知る 不気味な遠隔作用はない 日常世界=量子世界の人間スケールにおける現れ 経験するすべて≒何かの(部分的な)複製 シュレーディンガーの猫には子がいる 量子力学→テクノロジー 量子コンピューターが≠多くの計算を一度に実行 量子=あなた 物事はさらにいっそう量子的になりえた 量子力学の基本法則は思ったよりシンプル 底へはたどり着けるのか2024/01/28

女神の巡礼者

1
やはり量子力学はわからない。光や電子が粒子であるとともに波動である、と説かれてもまったくイメージできない。でも本書を読んで、お偉い研究者のみなさんも、そうかわらないんだと、安心しました。量子のふるまいについて、様々な実験で導かれる奇妙な現象を、数学的や確率論的に語ることができても、この世界(宇宙?時空?)について、人間はなにひとつわかっていないということですね、今のところ。しかし、一般相対性理論の語る重力や時空と、量子のもつれなどが、根源的なところで関係しているのではという部分は、今後注視したいです。2024/04/25

竜玄葉潤

1
なんかわかった気になった。本当は分かっていないが。ただ、実験結果は分かっても、解釈ができてないことの実態は理解した。ような気になった。2024/01/25

あっちゃんのパパ

0
評価=2:ほとんど理解できたなかったが、他世界的量子力学理解は、他のもっと簡潔な説明があるかもしれないことらしい。確かにその通りかもしれない。2024/03/09

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