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内容説明
安野モヨコの30年を詰め込んだ決定版
『さくらん』では、才ある者の孤独と他者からの嫉妬を、『働きマン』ではかくべきモノと求められるモノの狭間での葛藤を、『鼻下長紳士回顧録』では「創作とは何か」への問いを、巧みな表現力で訴えた。
安野モヨコが描く漫画は、どこまでも心をえぐる。
異常なほどの連載を抱え、走りに走った安野の筆が突然止まったのは、およそ10年前のこと。一体、何があったのか。
華々しい作品の裏にあった苦悩と葛藤、世間からの批判によるダメージ等、心が壊れるほどに、描いて描いて描きまくった果てのことだった。その安野が復活を遂げ、2020年4月には、デビュー30周年の展覧会も開かれた。
展覧会の図録を兼ねた本書では、作品に加えて安野自身にも深くフォーカスし、作品の根源にある作家の人間性を、代表作の原画や設定資料、イラストレーションとともに紹介する。
歴代編集者やアシスタントの証言、夫であり監督・プロデューサーの庵野秀明の言葉、そして安野本人によるロングインタビューも収録し、安野モヨコの作品と人に迫る。
単行本未収録作品、幻の漫画、さらに、「FEEL YOUNG」に異例の2号連続掲載となった、
貴重な読み切り版『後ハッピーマニア』も特別収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
25
この夏から、東京・大阪・仙台を巡回する予定の『安野モヨコ展 ANNORMAL』の図録。デビューからの30年間に描かれた作品を、原画と関係者、そして本人の証言で振り返る。安野モヨコという漫画家の強みは、求められたことに応えようとしてきた結果、軽々とジャンルを越境し、ゆえにスタイルの違う作品を次から次へと生み出せたことだ。しかし、それが決して「軽々」でなかったのは、彼女が長い休養に入ったことで、今ではあきらかとなっている。(つづく)2020/05/22
りすちゃん
5
安野モヨコ先生も作品も(お名前だけで)全く知らずに、展示会でこの本を購入。安野先生を知る一冊にふさわしい、と思う。途中とても苦しくてたくさん泣いた。先生自身は苦労されて闘って大変なことばかりあったかもしれないけれど、それを知ってもかっこよくて美しくて何よりそんな先生の作品を読んでみたい!と、全くの“安野モヨコ初心者”が思えた。それほど魅力的な方だなと思えたANNOMALだったし、先生ありきのANNOMALです。 と、わたしよりファンの方々のがよく分かってると思う!私にとって素敵な出会いでした。2023/02/25
みーこ
2
一気に読んだ。安野モヨコ一番好きな作家かもしれない。と思ったけど愛憎が湧いてきた。いい作家なんだと思う。2023/05/17
Hisatomi Maria Gratia Yuki
2
ロングインタビューを読んだら、これまで薄々感じていたことが詳細に書いてあり、「ああ、やっぱり」と悲しくなる。それは、実家のスケープゴートで搾取子で、今もその実家に仕送りしているモヨコ先生の、哀しみを超えた諦念に満ちたインタビューだった。みんなが「すごい」「面白い」と読んでいたモヨコ先生の漫画は、実家に仕送りするために必死で描いていたものだったというのを知って、つらくなる。そして、モヨコ先生が少しでも心の平安を得られますようにと祈った。2020/08/22
💓
1
安野モヨコ展図録2022/09/19
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