内容説明
それまでの精神医学界に衝撃の楔(くさび)を打ち込んだ一冊
テリー・リンチ医学博士の序文より
「精神医学は遅々としすぎていて、その間違いから多くのことを学ぶことを放棄しているのではないのか。医学の専門家、政治家、そして一般の国民も同様に、過去100年に亘り精神疾患の治療に使われてきた薬物のほとんどが、危険で、依存性があるのに効果がない、ということをあたかも忘れてしまっているかのようだ」
あらゆる精神疾患の方々に朗報をもたらす画期的ガイドブック
「幸福もしくは精神的健康(メンタルヘルス)とは、あなたが選択している人生を楽しむこと。自分の身近にいる大切な人と良い人間関係を持つこと。人生で価値があると信じていることを行うこと。そして、この同じ幸福への切符を誰からも奪わないことである」
──ウイリアム・グラッサー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Baten Teiji
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「あなたの精神の健康を損なうおそれがありますので精神科には注意しましょう」とのタイトルとおりの内容。安易に向精神薬を服用することの危険性が論理的に理解できた。向精神薬とドラックやアルコールとの近似性が理解できた。2013/12/05
tana
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「精神的健康を得るための価値あるガイドブック」と帯にあるがまさしくその通り。「選択理論」の本。2011/03/09
Ayumi
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今の精神医学会には製薬会社とタイアップして精神病は薬で治す派と筆者のように薬でなくどう患者と関わるかで治す派がある。前者が大多数。薬で完治した話は聞いたことがない。統合失調症を自分で治した人の経験も載せてある。 必要ない向精神薬が金儲けのために使われている。 筆者は精神科医であり心理学の資格もあり選択理論心理学を提唱している。
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