集英社新書<br> おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像

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集英社新書
おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像

  • 著者名:前田啓介【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 集英社(2024/01発売)
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  • ISBN:9784087212983

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内容説明

『独立愚連隊』等で知られる鬼才、岡本喜八。発掘された若き日の日記を紐解き、その実像を通して戦中派の心情に迫るノンフィクション。

岡本喜八は一九二四(大正十三)年生まれ。
『独立愚連隊』『日本のいちばん長い日』『江分利満氏の優雅な生活』など、
戦中派の心情をそこかしこに込めた映画を撮り続けた職人肌の監督として知られる。
陸軍予備士官学校で終戦を迎え、戦後映画界に復帰すると、
戦争、時代劇、SF、青春群像など、バリエーション豊かで喜劇性にあふれた作品をつくった。
喜八が生涯を通じてこだわり抜いた戦中派とは何なのか。
新たに発掘された若き日の日記をひも解きつつ、映画監督・岡本喜八の実像と戦中派の心情に迫るノンフィクション。

はじめに
第一章  米子
第二章  なぜ死なねばならないのか
第三章  早生まれ
第四章  戦中派
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バッシー

2
岡本喜八ファン必読。だが映画ファンには向かない本かもしれない。監督作品の根源が知れてよかった。大正10年代後半生まれで生死の差が「紙一重」だった戦中派の中でも、軍隊経験があるかどうかはかなり大きい差なのかも。2024/04/21

湯豆腐

2
新発見の資料や関係者の証言から戦前・戦中の青年岡本喜八郎の実像を探り、後年の映画監督岡本喜八の作品に与えた影響を論じている。新たに見つかった日記をもとに戦中の喜八郎の考えをたどり、複数の資料・証言から後年のエッセイの記述とは若干異なる空襲体験の真相に迫る1〜3章は圧巻の内容。4章の作品論では、喜劇の中になぜ死なねばならないのか、何のためなら死ねるのかといった問いを常に盛り込んだものとして喜八の作品を考察している。同じ戦中派世代の中での喜八の特色をもう少し知れるとなおよかった。2024/02/26

onepei

1
変わった視点の評伝だった気がする2024/03/07

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