内容説明
「国語力を上げるには、とにかく読書！」
「計算ミスを減らすには、毎日、筆算練習を欠かさずに！」
「子どもは、どんなことでもほめたほうがよい」
これらのことに、心当たりはありませんか？
実は全部、間違った指導法です。
みなさんが「常識」だと思って、お子さんにやらせていることのなかには、実は「誤解」に基づいたものが少なくありません。
そのために、お子さんの力が存分に発揮できないとしたら、たいへんもったいないことです。
本書は、はじめての中学受験に臨まれる方に、まずは、正しい知識を知っていただくためのものです。
著者は、東京・吉祥寺で、中学受験に特化した「アテナ進学ゼミ」という個人塾を主宰。
塾講師の仕事に20年以上（大手進学塾では15年以上）携わっている、いわば「中学受験のプロ」です。
最近では、
・すべての通塾生が第２志望以上の中学校に進学
・全塾生の合格率79.2%(2010年度)
の実績をあげています。
・ お子さんがまだ幼く、将来的に中学受験も視野に入れようとお考えの方
・ そろそろ塾探しを始めようと思っていらっしゃる方
・ 現在進学塾に通わせており、お金と時間と労力をかけている割には、お子さんの成績などが伸び悩み、いろいろとストレスをかかえていらっしゃる方
は、必読の1冊です！
(本書は2010/6/15に小社より刊行された書籍を電子化したものです)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくま
20
中学受験は私自身未経験。我が子はどうなるのかわかりません(^^;とくに共感したのは、教えすぎないこと。「知的好奇心」は思いの外大切なのですね。量をこなすとか知育的取り組みをたくさんするよりも、体験が大事。「学ぶ喜び」が奪われてしまった子はどんどん成績が下がっていったり、中学に合格しても進学してからもどう学んでよいのかわからなくなってしまうとか。そんなのは悲しいですね。遊びや旅の中から、「なんでだろう？」と気付く、調べる、もっと知りたいと繋がっていったら人として結果的に強いのかも。2018/10/09
ベルガモット
4
＜参考本＞子供の「あのね今日ね…」の話を聞きながら「〇〇ってこと？」と親の自分が要約しちゃってた。こういう代弁は国語力がつかないんだそう。話のオチを求めるといいらしい。せっかちタイプのケアレスミス防止には常に一呼吸おく癖をつけさせる。歴史マンガはおすすめ。2018/02/17
ayataki
1
図書館本。低学年から詰め込まないとか、経験しながら学びにつなげるなど、皆さん言うことは同じなので、テキストだけの先取りは良くないっていうのは間違いないんだろう。脳の成長で理解力が変わるので、低学年でできている子が高学年でそのまま伸びるわけでないのはなるほどだった。あとは、塾うんぬんの前に、やっぱり語彙力と計算力はつけておくのが大事とのこと。2018/09/05
ptpt_MAMA
1
そもそも中学受験すべきか、中学受験ってなんだ？本当に必要なのか？というところから、ニュートラルに述べられている。2017/11/30
ゆきこ
1
教科ごとの学習方法やケアレスミスのなくし方など具体的なことが書かれている一方で、見せかけではない、真の学力をつけるお話など俯瞰的なことも書かれておりには、親としての姿勢や覚悟について再考させられました。2012/06/21
