内容説明
世界各地で、農畜水産物を長期に保存したり、うま味を醸し出す発酵食を調味料として利用したり、栄養豊かな発酵食を主食としたりする人間の営みにフォーカスを当て、地域の食文化における発酵食の位置づけ、発酵食と社会との関係を明らかにする。取り上げる地域は、日本、モンゴル、カンボジア、タイ、ラオス、ミャンマー、ネパール、エチオピア、そしてアフロ・ユーラシアの乳加工品をつくる地域とし、インジェラ、エンセーテ、納豆、ナレズシ、塩辛、魚醤、後発酵茶、馬乳酒、チーズ、バター、醸造酒、餅麹などの発酵食を論じる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワタナベ読書愛
1
2022年刊行。アジアやアフリカで現地で発酵食品を研究してきた猛者14人の、渾身のレポートが読める本。納豆、魚醤、酸っぱいパン、お茶、お酒…いろんな発酵食品がこの世に存在していること自体が面白いが、更に、現地の人の生活の変化により、製法が変わったりすることもあって、この業界にもトレンドがあることがわかった。ソウルフードと言っても、今では工場で大量生産&どこでも同じような味わいになることで便利で手軽ではあるが、こういう泥臭い&手間がかかる&本当に臭いが旨いものが、地球上に残っていることも素敵じゃないですか。2023/12/31
takao
1
ふむ2022/09/10
ami
1
良かったです2022/03/30
shakla
0
⭐︎⭐︎2025/02/23
yo
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良い2023/02/25