愛の絵

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愛の絵

  • 著者名:中野京子
  • 価格 ¥999(本体¥909)
  • PHP研究所(2023/12発売)
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  • ISBN:9784569856131

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内容説明

名画に込められた、あふれる感情の波。ドラマチックな愛と、幸福への欲求は不変――画家たちは描かずにいられなかった。一目惚れ、狂恋、嫉妬、快楽、死への誘い……これもまた、愛なのか。西洋美術の歴史を通じて重要なテーマだった愛は、各時代、さまざまな形で表現され続けている。当時の風俗、文学、神話、旧約聖書などから題材がとられ、画家のインスピレーションを刺激して芸術の価値を高めてきた。時代が移っても変わらない、人間が抱く欲求や希望。ロマンチックな空想や情熱的なものだけではないその感情は、喜び、幸福、満足感をもたらして人々を惹きつける。派生して、呪いや嫉妬、怒りも。愛とはなにか、を考えさせられる作品52点をフルカラーで解説。 [本書の構成]第1章 甘美な恋への憧れ 第2章 そして、狂気へ 第3章 子どもをめぐる愛 第4章 運命の絆

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

68
今回のテーマは「愛」。後書を読むとAmazonのレビューからの企画だそう。愛には様々な形があり、それを絵画は描いてきた。こういう切り口で絵を見るのも実に面白い。「愛」の絵、まだまだありそうだ。2024/02/19

Nat

47
図書館本。「アモルを売る女」にびっくり!売られそうになっている不機嫌そうなプットーや、籠から覗き込んでるプットーと眠り込んでるプットーと何とも不思議な感じの絵だった。古代ローマの壁画にも同じアイディアの絵があり、それをいかしてルイ16世治下に描かれたらしい。人間が、紀元前からアモルを売り買いしていたなんて…。2024/02/01

読特

41
●ヘラが奪ったエコーの言葉。ナルキッソスに思いが伝えられない。木霊が繰り返されるだけ●美女を巡って男が2人。決闘で死んだのは女。嫉妬する理由がなくなった2人は仲直り●その文面は「神への愛のため、私に施しを」ナポリに存在した「物乞い許可証」●画家を諦めた姉と姪を描くベルト。二人を愛すが寂しさも●マルスを魅了し引き留める人妻ヴィーナス。戦争の神の不在で停戦となる。不倫も許されるのか?●衰弱するペットの大蛇。何も食べない理由は飼い主を食す準備か?…西洋美術の中に見出す”愛”の表現。美しくもあり、残酷でもある。2024/02/04

みこ

28
愛をテーマにした絵画の裏話。とは言っても慈愛の愛というより愛憎・愛執の愛の方が多めなので割といつもの中野本。最初の黒魔術?にはまる少女の絵と登場人物のセリフを勝手に妄想した解説が早速面白かった。微笑ましさで言えば幼女が黒猫を抱きかかえる絵はほぼ同じものを動画で見たような気がする。2024/02/08

星落秋風五丈原

24
キューピッドとヴィーナスの恋愛はやばい。そしてみんな肉感的な女性がお好きね。2024/01/15

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