新装版 ことばと行動 - 言語の基礎から臨床まで

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新装版 ことばと行動 - 言語の基礎から臨床まで

  • ISBN:9784772419871

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内容説明

行動分析学と言語の発達を知る上で必須の一冊が待望の復刊!
本書は,行動分析学という共通の枠組みの中で,理論,基礎,言語臨床への応用までを論じており,関連する学問領域の研究成果も検討し,それらを分析した上で,行動分析学の観点からの展望やデータを提示している。さらに臨床支援の具体的な技法や実践例(発達臨床における言語の早期療育,学校教育の中での言語指導,問題行動解決のための言語支援技法,脳障害のある人への言語療法における支援技法など)を示すことで,言語聴覚士,臨床心理士,公認心理師だけでなく,教育現場や福祉施設などのヒューマンサービスの現場にいるあらゆる人に役立つ内容となっている。
原書刊行後20年間の行動分析学の進展もわかる書きおろし解説「『ことばと行動』のブレイクスルー」も収録した充実の新装版。

目次

第I部 行動分析学からみた言語
第1章 言語への行動分析学的アプローチ
第2章 言語の生物学的背景―チンパンジーにおける言語行動の合成実験

第II部 言語の機能的分析
第3章 言語の獲得と拡張―条件性弁別と刺激等価性
第4章 ひらがなの獲得―音節の分解・抽出
第5章 コミュニケーション機能の獲得I―要求言語行動(マンド)
第6章 コミュニケーション機能の獲得II―報告言語行動(タクト)
第7章 言語の行動調整機能―「ふるまい」に影響を及ぼす「ことば」の獲得
第8章 言語機能の高次化―ルール支配行動とオートクリティック
第9章 認知発達と言語行動―「心の理論」研究から

第III部 言語の指導・支援・援護(療育,教育,医療,福祉の中へ)
第10章 障害と言語行動―徹底的行動主義と福祉
第11章 発達障害幼児の言語指導―言語の理解,命名の獲得に向けて
第12章 学校教育の中での言語指導―ことばをのばす教育環境づくり
第13章 問題行動と言語―機能的コミュニケーション訓練
第14章 言語療法における支援技法―記憶障害者に対する日常生活行動へのアプローチ

『ことばと行動』のブレイクスルー―新装版における解説