イタリアの修道院菓子 - キリスト教とともに発展したイタリア菓子。 中世から

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イタリアの修道院菓子 - キリスト教とともに発展したイタリア菓子。 中世から

  • 著者名:佐藤礼子
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 誠文堂新光社(2023/12発売)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784416621066

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内容説明

かつて砂糖やスパイスが貴重だった中世ヨーロッパにおいて、菓子技術の発展は修道院が中心になって担っていました。
薬草による医療、農業や耕具、食などさまざまな分野での研究と技術向上が修道院で行われ、
文化形成にあたって重要な役割を果たしてきたのです。
なかでも地中海に突き出した半島であるイタリアは、紀元前から先進国だったアラブ世界や古代ギリシャとの交易も盛んだったため、
いち早く新しい食材や菓子技術を得ることができました。

本書は、現在にまで受け継がれる伝統的なイタリア菓子のなかでも、そんな修道院発祥の菓子を紹介。
発祥にまつわる由来や物語に加えレシピも掲載します。
粉のおいしさが伝わる素朴なものや、スパイスや果物の砂糖煮をふんだんに使った貴族由来のものまで約75種。
また、レシピは伝統にのっとりながらも、日本でも再現できるように丁寧に解説しています。

日本でも修道院菓子は人気がありますが、
キリスト教のお膝元であるイタリアの修道院と菓子の歴史について丁寧に解説した、
今までにない資料性の高い保存版的な内容となっています。

目次

Capitolo1 修道院発祥の祝い菓子
聖アントニオのチャンベッレ/カンノーリ/復活祭のカッサテッレ/聖ジュゼッペのゼッポレ/パスティエーラ…など

Capitolo2 修道院発祥のさまざまな菓子
リコッタと洋梨のタルト/トラピスト会のパンのケーキ/モンレアーレのビスコッティ…など

Capitolo3 修道院のふだんのおやつ
クロスタータ/修道女のリコッタケーキ/リンゴのケーキ/ベネディクト会のオレンジケーキ/洋梨のオーブン焼き…など

Capitolo4 菓子作りのために知っておきたいこと
基本のレシピ/材料について/イタリアの菓子用語/菓子にまつわるイタリア語早見表

ARITICOLI
聖人の日の菓子/修道院のハーブとリキュール造り/修道院のワインとビール造り/修道院の果実と保存食作り/修道院の暮らし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MOTO

7
禁欲的で規律に縛られたイメージがある修道院だが、修道士らの生活を垣間見ると、むしろ自由で清らかな感じがした。 きっと揺ぎ無い信仰のせいなのだろう。そんな修行の場で創作されてきたお菓子。体に良いスパイスや木の実を使って作られた素朴で可愛いお菓子、手作りっぽさが愛おしい。2023/12/27

Lilas

1
誠文堂新光社のこの菓子シリーズは見て、読んで楽しいので大好きな本です。修道院菓子とは渋い!と思ったのですが修道院はリッチだったのね~。お菓子は素朴なものが多く華やかさはないですが私の好きなナッツを多用していてああ美味しそう。こちらは特に解説がとても充実していてじっくり長く楽しめそうです。 2023/12/17

tomomi

1
☆☆☆☆2023/12/05

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