国際的に見る教育のイノベーション - 日本の学校の未来を俯瞰する

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国際的に見る教育のイノベーション - 日本の学校の未来を俯瞰する

  • 著者名:恒吉僚子/藤村宣之
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 勁草書房(2024/01発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326299331

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内容説明

ダイナミックに展開する21世紀の資質能力を育成する教育を、日本の特色を起点としつつ、国際的文脈に位置づけ検討する。例えば日本の授業研究(レッスン・スタディ)は国際モデルへ成長し、人間形成にかかわる「トッカツ(特活)・モデル」の国際化が進行している。世界の教育改革を分析し、グローバル時代の課題を浮き彫りにする。

目次

はしがき[恒吉僚子]

序 章 学校の未来を見据えて[恒吉僚子]
 1 教育への多様な期待
 2 本書の背景

第I部 国際的に見る日本の教育の特性と課題[恒吉僚子]

第一章 教育改革を考える
 1 学校に一体、何ができるのか?
 2 「連結」の教育改革

第二章 国際比較の視点から日本の二一世紀型改革を考える
 1 二一世紀型教育改革
 2 シンガポールの教育改革例から論点を展開する
 3 二一世紀型学力と価値

第三章 受験社会における非定型・再構築型教育
 1 レトリックと実践の乖離
 2 アジアの受験社会のレトリックと実践
 3 アジア受験社会における非定型・再構築型の変容
 4 アジア受験社会における非定型・再構築型教育
 5 アジア受験社会の非定型型教育を振り返る

第四章 日本の教育再考─教育トランスファーから考える
 1 グローバルな教育トランスファーの時代
 2 教育トランスファーから考える
 3 相互変容に向けて

第II部 子どもの学力の認知心理学的分析とこれからの時代の教育[藤村宣之]

第五章 国際比較調査にみる日本の子どもの学力
 1 子どもの学力をめぐる国際的動向
 2 日本の子どもの学力の特徴
 3 子どもの学力をどうとらえるか─認知心理学的視点によるモデル化

第六章 アジアにおける日本の子どもの算数学力の特質
 1 アジアにおける学力の特質を探る─問題意識と調査の計画
 2 日本、シンガポール、中国の児童の算数学力の特質
 3 各国の児童の算数学力の特質とそれをもたらす背景

第七章 これからの時代の子どもの学力の形成
 1 「わかる学力」を高めるには─探究と協同が果たす役割
 2 授業過程を問い直す─探究と協同を重視した授業のデザイン
 3 協同的探究学習の具体的事例と「わかる学力」の向上に及ぼす効果
 4 学習内容と教師の教育観を問い直す─社会生活に活きる力の育成をめざして
 5 これからの時代の子どもの学力の形成─非定型と多様性の教育的・発達的意義

第III部 二一世紀型教育を「授業」する[恒吉僚子]

第八章 日本の教育モデルを用いた海外の実践から考える
 1 モザイクの中の日本のモデル
 2 エジプトの二一世紀型教育─「教育2・0」
 3 エジプト・日本学校の教師に聞く
 4 海外の日本モデルから見た日本の教育

第九章 コロナ後の学校教育とは
 1 グローバル・パンデミックの経験
 2 コロナ禍のオンライン非認知的教育

あとがき[恒吉僚子・藤村宣之]
事項索引
人名索引

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