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内容説明
従来の経済学では理論構築の前提として、人は、「超合理的にふるまう」、「超自制的にふるまう」、「超利己的にふるまう」、という「ホモエコノミカス=経済人」を仮定しています。しかしながら、実際の人間は必ずしも超合理的ではなく、ほどよく合理的で、ほどよく自制的で、ほどよく利己的な存在です。従来の経済学で見落とされていた生身の人間行動を心理学で解き明かし、伝統的な経済理論を拡張することによって新たな知見を見出そうというのが「行動経済学」です。
本書は4部で構成されています。
第1部では、行動経済学の基本的な考え方を説明するとともに、超合理的、超自制的、超利己的なホモエコノミカスが、現実の人の行動とどのように違うのかを、様々な例を用いて紹介します。
残りの3部は、学問としての行動経済学の潮流である(1)現象の描写、(2)メカニズムの説明と理論、(3)実社会への適用、にそれぞれ対応しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たっきー
9
「10時間でざっと学べる」なのに、流し読みしたものだからあまり理解は進まなかった。直観で選ぶのではなく確率を考えること、確率は同じように思えてもサンプル数が少ないとブレが大きくなること、は分かってはいても冷静に考えられていないことがあるから改めて大事だなと心に留めた。2024/08/24
アマノサカホコ
8
東大阪市図書館。株はメンタルが大事と学んだので借りてみた。行動経済学=経済学+心理学。学問として成立したのは1970年代後半と比較的新しい分野。残りあと1個、あと1000円で送料無料、返品できますで買っちゃう行動、将来得られる大きな利得と目先の小さな利得で比べた場合目先を過大評価する傾向、素早い判断を求められると合理的な判断ができず直観(過去の経験)で判断してしまう、何も得られない1%を嫌う→低い確立を過大評価。金額が低くても確実性を重視する→高い確立を過小評価。気分がいいと衝動買い...わかる!2024/03/30
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2
認知集合>考慮集合>選択集合(2-8)に絞られる。 確率がわからない場合、「曖昧さ回避」のために取る非合理な行動。気分がいいと衝動買いしやすい。極端な不一致を適度な不一致にすると受け入れられやすい。バイキングで入り口に野菜を配置すると肉より先にお皿を埋めるため肉を減らせる。現金よりポイントの方が損なのにポイントが貯まると言われると利用されやすい。事前の知識で価値を高めるのは確証バイアス(都合のいいことだけ信じてる)。期待はあげすぎない。2025/04/16
kankan
2
難しい😓2024/05/27
ゼロ投資大学
1
全ての人間が超合理的にふるまうと仮定した従来の経済学と異なり、行動経済学は「人間は必ずしも超合理的ではなく、ほどよく合理的で、ほどよく自制的で、ほどよく利口的な存在」と仮定して、人間行動を心理学で解き明かし、伝統的な経済理論を拡張する学問である。人間の意思決定や行動にはパターンが存在するので、行動経済学を知っていればある程度望んだ行動に導くように後押しできる。2025/05/08




