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内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
★★きみは気づけるか!? ひとつの文に秘められたパラレルストーリー★★
言葉ってフシギです。
たとえば「くも」という言葉。
空に浮かんでいるのは「雲(くも)」。
8本足の生きものも「蜘蛛(くも)」。
同じ「くも」でも、ぜんぜんちがいます。
さらに、言葉だけでなく、同じ文章なのに
まったくちがう意味になるものがあります。
「たこ じょうずに あげたよ!」
この文章には、
『遊ぶ「凧(たこ)」を「空にあげる」』と、
『海にいる「蛸(たこ)」を「油であげる」』というちがいがあるんですね。
このように2つの意味がある文を“二義文”といいます。
「勇者は聖なる剣を手に向かってくる魔物と戦った」
「テスト、全部できなかった……」
「大人には見えないよね」
「ネギをぬいてください」
「好きなアニソンを聞いてる」 etc.
この本では、二義文のあとに、2つのことなる展開の物語を紹介します。
「どんなお話しになっていくんだろう?」と想像しながら
今までにないパラレルストーリーを楽しんでみてください!
1作品が4ページで完結するので、テンポよくお話しを楽しめます。朝読などのスキマ時間にも最適!
児童書だけど、子どもだけでなく大人にとっても頭の体操にもってこいの1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Matsuoka
7
結末に「2つの意味」=二義文があるショートストーリー。「橋」と「箸」のように言葉の意味がそもそも違うものもあれば、書かれていない主語が誰かによって物語の展開が違ってきてしまう、というからくりを楽しみながら読んだ。 途中から二義文を推測できるようにもなってきたりして、頭の体操にもなる。ひねりが効いていて、結末を読んでも「ん?」としばし考えてしまうものもあった。 ストーリー自体にはつながりがないので、頭の切り替えが必要だけど、さくさくと読める物語。2024/03/22
ともち
5
1つの文章で、2つの意味を持つ物語。数ページで読める2つの物語がたくさん載っていて子どもは読みやすいと思う。句読点の位置が違う文章しか知らなかったけど、ニ義文には4つも種類があるとか。主語が違う、漢字が違う、2通りの意味がある。そもそもニ義文という言葉をはじめて知った。2024/02/03
もちこ
4
2つの意味を持つ、45個の短いお話。 1話4ページと本当に短いので、サクサク読める。 中学生向けに書かれているようだが、大人が読んでも頭の体操になる。 すれ違いコントみたいな内容もあって面白い。 家族や友だちと、クイズ形式にして考えるのも楽しそう。2023/12/04
Eri
3
娘小6図書館。 面白そう!と思ったけれど、短い話ばかりで飽きてしまった。今の子には、こういうのがウケるのね、とまたしても思う。物語それ自体を楽しみたいタイプなので、こういうあらすじの列挙みたいなのは向いていないんだわ。 二義文がいろいろあるのは興味深いけれど、それを楽しめる物語に昇華させるのは難しいってことだね。2024/04/12
たくさん
3
言葉足らずミス。それって日常生活にはよくある。 普通に使っている言葉でも、意味が重なったらどっちかわからない。 この本も読み始めると文字の大きいところまでとてもすっと読める そこに来て一瞬二つを考える。あれとあれか? この瞬間の自分の気持ちと本による答え合わせがリズムよく さらっと答え合わせをする 夢中にというかページをめくりたいっていう感じが、 読書の楽しみである辞め時がわからない、もう少しと繰り返し時間が来る というのを経験できる本だと思います。#NetGalleyJP2023/12/12