内容説明
貧困大国化する日本。本業で稼げなくなり、様々な副業に奮闘する中高年男性を描く。アルミ缶回収、デリヘル送迎、ラブホ清掃、極寒の冷凍倉庫勤務からスタバのバリスタまで、おじさんの副業の悲喜こもごもを活写。「JB press」大好評連載を書籍化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
95
副業(ダブルワーク)おじさんが増えている。動機で最も多いのは収入の補填。他にも子供の教育費等への補充のため等。様々な副業……食品工場勤務、デリヘル送迎、ラブホテル清掃、アルミ缶回収、バリスタ、フードデリバリー、チラシポスティング等に奮闘するおじさんを取材したルポ。副題には『傷だらけの俺たちに明日はあるか』となっているけど、悲惨でドギツいエピソードばかりを故意に集めたりしているわけでは無く、丁寧に取材したことが伺える内容。著者も体験や短期ではあるがいくつかの仕事を応募して実際に経験されたレポートも。2024/03/26
R
44
コロナ真っただ中の頃、副業であくせくした人たちのことをまとめた本。ルポでありインタビューであり、生の声、実際の状況がよくわかって大変面白かった。理由はどうあれ、副業をするというのは大変なことで、全然うまくいってなさそうな話しが多いのがつらいところ。結局、金銭よりも、働きやすさが優先されたり、スキルよりも人柄が、何につけても重要だったりと、考えてみれば当たり前だが本業でちゃんとしてる人じゃないと難しいと思われた。しかし、スタバの就業環境は本当なんだろうか、素晴らしすぎるだろう。2024/07/01
booklight
34
世の中に副業のパラダイスストーリーは色々あるが、その実態のルポ。収入の補填という身もふたもなくお金が必要という状態では、えり好みはできない。最初は自分のスキルを活かした副業などと考えるが、低賃金で競争率も厳しい世界。確実に稼げる肉体労働が多くなる。そんな中でも運動不足解消とか違う世界体験などポジティブな要素を取り込めると長く続けられるよう。1件1円のデータ入力や1件500円の記事作成に絶望して、マンション管理士や中小企業診断士の資格をとっても約束される仕事はない。副業やっている人はえらいな、と改めて思う。2024/10/05
ビイーン
32
この本は副業おじさん達の成功体験が紹介されているのではなく、厳しい現実に打ちのめされて、それでも必死にもがく様々なおじさん達の実体験をげんなりするくらい見せてくれる。組織を離れると自分が想像以上に非力な存在なんだと思い知らされる。しかし副業はネガティブではなくポジティブな選択である。失敗しても挫けない事が肝要だと思う。2025/04/30
おかむら
28
本業での収入が減ってきつつある中高年サラリーマンが手を出す副業アラカルト集。おじさんが楽して稼げる副業ナシの哀愁漂うルポ。データ入力、体験モニター、試験監督、せどり、ポスティング、食品工場、倉庫ピッキング、ウーバーイーツ、Amazon配達、デリヘル送迎、ホテル清掃、居酒屋皿洗い、駐車場警備、空き缶回収…。どの仕事もそうだけど舐めてかかるタイプのおじさんは長続きしないよねー。サラリーマンおじさんたちは久しく低賃金労働をしてこなかったからかなあ…。2024/07/28




