内容説明
地球もスマホも!
世界は元素でできている
皆さんは今、この文字を、どうやって読んでいますか?
スマートフォンやパソコンの画面を通じて見ているかもしれませんね。
今日は何を食べましたか?
どんな服を着ていますか?
空気はおいしいですか?
なぜこんな質問をしたかといえば、そう、これらはすべて「元素」でできているからです。
ふだん何気なく過ごしている私たちの日常は、すべて元素によって成り立っています。
本書は、そんな私たちの生活とともにある元素ばかりを取り上げ、
その成り立ちやしくみについて解説しています。
名前のついた物質は1億を超えているともいわれる一方で、
それらを構成する元素(自然界に存在する元素)は約90とされます。
すべての物質がたったそれだけの元素によってできているなんて、本当に不思議なことです。
その不思議なことを、素直に驚き、楽しみ、学ぶ本、それが本書です。
ぜひ一緒に、身近にあふれた元素を探す旅を始めましょう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
172
元素の組み合わせ爆発。 有名な事かもですが、コランダムにほんの少しクロムが混ざるとルビーに、ほんの少しのチタン又は鉄が混ざるとサファイアになるのね。ピンクサファイアはルビーのクロムが更に少ない状態。本当に僅かの違いで、違う作用が起こるの。 鋼は鉄に少しの炭素が混ざったものですが、更に僅かの元素が入る事で性質を際立たせた特殊鋼になるとかね。 分子の基本性質もそうだけど、そこに別元素をスパイ程度混ぜる事で機能が如実になるとか凄いね。( ¨̮ )。2021/05/16
たまきら
35
読み友さんの感想を読んで。面白かったけれど結構前に読んだことがあるネタが多く、ちょっと残念。あと、私は視覚化して頭に入れるので、元素周期表でまず元素を確認、その後模式図や分子モデルでつながりを眺め、が核反応などを理解する…という流れが好みなのよね~。2025/07/20
たっじー
2
学生の頃、深夜のファミレスで友人が「電気が流れるプラスチックが発明されたぞ!!」と嬉々として話し出したが、化学に疎い自分は凄いことなのか分からずに薄い反応をして、想像力が足りん!と言われたことを思い出した。 本書を読んで電気を流すプラスチックがどれだけ我々の生活に貢献しているのか分かったし、同時に20年前のことを思い出し懐かしくなった。(意外と覚えてるものなんですね)
口車の弥七
1
よくある元素紹介本のように、原子番号1の水素から順番に解説をするというものではありません。身近にあふれる、とあるように、食品や体内にある元素などをいろいろと紹介してくれます。体にとっては無いと困るけど有り過ぎると毒になるとか、混ぜるな危険の理由などを説明してくれます。3時間でわかるというよりは、これを読んで興味がわき、もっと詳しい本を読んだり理科を好きになって欲しいという本でしょう。炭素原子の並び方で全く違うものができるなんてピンと来ないです。しかも顕微鏡でも見えないのに、なんで並び方なんてわかるのやら。2024/09/18
スフレチーズケーキ
1
他の方のコメントにもある通り、初心者向けにとても分かりやすく書かれていると感じますが、それでも自分には難しく感じる点が多かったです。自分のような者が「3時間で分かるようになる」、というのはさすがに無理がありますが、「何気なく存在する元素というものに興味がわく&元素が身近なものであると肌で感じることができる」のは間違いありません。ちょうど子どもが元素や化学式と格闘している最中なのでコッソリ読み直そうと思っています(笑)2022/06/07